SFマガジン 2019年2月号「百合特集」を読む。
これ、処分するという雑誌の中から1冊抜いてもらってきた。ちなみに自分、こういったSF文芸誌を読んだこともめくったこともない。とある日のきまぐれ。
で、百合SF小説というジャンルがあるらしい。ぜんぜんイメージできないのだが、女の子がふたり出てくるSF小説は「百合」らしい。
この号に収録されている読み切り短篇はすべて読んだ。あとは、ブックレビューや評論など。
読み切りは
- 宮澤伊織「キミノスケープ」
- 森田季節「四十九日恋文」
- 草野原々「幽世(かくりよ)知能」
- 伴名練「彼岸花」
- 今井哲也「ピロウトーク」
の5作を収録。すべて初めて読む作家。自分としては1番目と2番目は評価する。面白いというよりも、詩的な味わいと余韻。
3番目は「この孤独な宇宙にはどこまでも理由が満ちている。哲学的ハード百合SF」ということだが、このジャンルの素人の自分としては理解を超えた。
4番目は二人の少女の密やかな日記形式ということだが、こちらも自分には魅力がよくわからなかった。
5番目はマンガ。こちらも誌的で切なさの残る短編。
あと、夢枕獏、椎名誠、神林長平、冲方丁、西島伝法、藤井太洋といった作家人による連載。自分は一度も読んだことのない作家たち。連載の一部だけ読んで感想を書くつもりはないので今回もスルー。
だが、2018年度のヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞短編レベッカ・ローンホース「本物のインディアン体験へようこそ」、ヒューゴー賞受賞スザンヌ・パーマー「知られざるボットの世界」の2本は読んだ。どちらも特に感想はない。
今やってる菅井友香と中村ゆりかの百合ドラマ、第1話を見た。今後も見て行こうと思う。
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