2024年3月22日金曜日

西野七瀬「ケンシロウによろしく」(2023)

西野七瀬が出演した「ケンシロウによろしく」(2023)を見てる。これは週刊ヤングマガジン連載のマンガを原作とし、バカリズム脚本、松田龍平主演でDMMで昨年9月~10月に配信された連続ドラマ。監督はなんと「電影少女」の関和亮
これは見なくていいか…と思ってたのだが、今年3月になって地上波で放送開始。じゃあ見ようかと。
ヒロイン坂本里香(西野七瀬)は病気の父の治療費を稼ぐために性風俗店で働いている…という役どころ。
店の客としてやってきた沼倉(松田龍平)がかなり変わった客。ほぼ無表情で謎に態度と自信が大きい。言葉遣いが横柄。

腕に自信があるマッサージで客を満足させようとしたら、逆に「揉ませろ」。
まあそうなるかと胸を「どうぞ」と差し出すのだが、そうじゃなくてマッサージさせろ。「やべえやつが来た」
沼倉が北斗の拳のケンシロウのようなマッサージの奥義を得た名人。たちまち里香を幸せな気分にさせる。サンバカーニバルを踊るような気分。そのへんの表現はベタ。

沼倉の技量に魅せられた里香は沼倉に入門するのだが、沼倉は知れば知るほど「やべえ」男。指圧マッサージでヤクザの木村(中村獅童)を殺そうと狙ってる。
木村はかつて小学生だった沼倉に暴力をふるい、母(筒井真理子)を奪い、ささやかながら幸せだった家庭を破壊した憎む相手。

沼倉は「北斗の拳」を愛読するあまり、指圧師として修業し人を殺せるツボで木村に復讐を誓う。そして里香を助手とし木村へ接近していく。
いやもうくだらない。たぶんバカリズム脚本なので予想はしていたが、とにかくバカバカしい。西野が心の中で沼倉にひたすらツッコむ。

ギャグ漫画なのでこんな感じだろうと思って観るのだが、沼倉の少年時代を悲惨なものにさせたヤクザ木村のシーンがマジすぎる。笑おうと思って観てるのに、そこマジに描いてどうすんの。
なんだか西野があまり可愛く見えない。第1話の回想シーンで高校制服姿とサンバシーンの西野は可愛かった。
だが以後、沼倉と一緒にいるシーンは大概どれもちょいブスに映ってしまっている。「あなたの番です」「アンサングシンデレラ」のころの光輝くような可憐な可愛らしさは見当たらない。もしかすると役作りのためにちょっと太ったのかもしれない。
第1話はとくに下ネタが多い。清純な西野になにやらす!って思ったけど、某俳優Yとツーショット写真を週刊誌に撮られてるのを見て、なんか冷めてきた。西野はもうそれほど可愛く見えないかもしれない。

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