2024年2月20日火曜日

キネマ旬報2020年12月下旬号「拓く人、のん」

のん(能年玲奈)が6年ぶりの主演映画「私をくいとめて」公開宣伝期に、表紙巻頭特集&インタビューに登場したキネマ旬報No.1855「拓く人、のん」2020年12月下旬号を手に入れた。処分するという古雑誌の中から救出し無償でもらい受けてきた。

「私をくいとめて」のヒロインみつ子は31歳「おひとりさまリア充」という設定だった。このインタビュー当時の玲奈は27歳。初めて年上女性を演じた。
そんな玲奈がライバル心を燃やしたのが共演の林遣都。刺激を受けたし負けられないと意気込んだ。

これまで「怒り」を原動力にしてきたという玲奈のん。この映画でも温泉で怒りを爆発させるシーンが特に好きとのこと。
ホテルでの「私をくいとめて」はどう口にしたらいいのか悩んだとのこと。

この映画は橋本愛との朝ドラ再タッグが注目を浴びた。お互い恥ずかしくて目も合わせられなかったという。それは微笑ましい。
そして大九明子監督のインタビュー。先にシナリオを書いてから映画化に動き始めたと語っている。プロデューサーからのんさんを提案され、年齢不詳なところが良いと感じオファー。即出演を快諾。
のん「この映画はラブストーリーですか?」
監督「そのつもりはない」
のん「よかったです」
というやりとりがあった模様。監督「彼女は恋愛というものに関してちょっと掴みかねてる部分があったようだ」と証言。
温泉での怒りの感情を爆発させる場面を上手くやりたいとの意気込みを聞いたという。

そして綿矢りさインタビュー。初めての新聞連載小説で不安だったので、一応最初から最後まで書いたものを渡して、少しずつ切って書き直していくという作業だったという。

温泉怒りシーンを書いたときに思っていたのは、
「おひとりさまで好きなところに行って楽しみつつも、ひとりでいるほうが周りからの刺激や影響を受けやすい。」
「些細な出来事にもすぐに動揺して、途中で機嫌が悪くなってしまう。」
「映画ではそのシーンをさらに掘り下げていて、みつ子は感情の制御が利かなくなる。感情の出方が原作よりもだいぶ激しくなっている」
ああ、それは納得。

そして「のん 活動史年表」。能年玲奈として活動していた時期はいっさい触れないw

2020年はのん主演映画がもう1本あった。杉山泰一監督の「星屑の町」。こちらのインタビューはキネマ旬報2020年3月下旬号に掲載されている。

のん「歌とギターは集中的にがんばった」「昭和カルチャーはもともと好きだったけど、今回の楽曲はどれも初めて」

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