2024年2月29日木曜日

岡嶋二人「クリスマス・イヴ」(1989)

岡嶋二人「クリスマス・イヴ」(1989)を中公文庫版(1991)で読む。(1997年に講談社文庫化もされている)

山の中にある別荘でのクリスマス・パーティーに向かう喬二と敦子は口論中。男女3人ずつと聞いていたのに1組は夫婦でもう1組は婚約中。そんなの聞いてない。喬二は敦子に気があるけど、敦子はそんなつもりじゃなかった!

他にクルマの通らない山の雪道を夜間に到着。え、真っ暗なんですけど。なにかのサプライズかと思ったら、え、血まみれ死体があるんですけど?!どうやら別荘所有者の息子の小坂?!

電話線が切られてる。そして暗がりから突然「死ね!」と男が襲撃。しかし喬二は反撃し男は逃げる。顔はチラッと見たのだが知らない男だった。
そういえばここまで来る途中で乱暴な運転のジープとすれ違った。そいつが小坂を殺して、我々の車を見て引き返してきたのか?

ここまで来た車がめちゃめちゃに破壊されている。ガレージにあるはずの友人の車も破壊されている。そして小坂の妻の遺体も発見。警察を呼ぼうにも、町まで雪道が20km。どうすんの?

もう1組の喬二の友だちカップルが来てるはずだ。猟銃を持った賢志と遭遇。自分の車は事故で失ってしまった。連れの女は遅れてくる予定。
賢志が言うには、近くの別荘で男が女を殺すのを目撃してしまった。
その男が自分を追いかけてきて小坂とその妻を殺した?!だとすると犯人はイカレたキチガイ。

近所の別荘に老人がいる。車もある。助けを求めたら、こちらの3人が別荘荒らしの犯人だと思われ、銃を取り上げられ逆に銃を突きつけられる。この老人もめんどくさい。この家の電話線も通じない。
そこに殺人鬼男が訪問してくる。この男は大場というらしい。だが、大場「そいつらが犯人だ」。
なんとふてぶてしい。大場はチェーンソーで木々をなぎ倒し道をふさいで老人の車で逃げれないようにもする。

そして殺人鬼VS4人の夜間の雪山での死闘という展開。しかも大場の腕には鋏が刺さったり負傷してるはずなのに不死身のようにこちらを追いかけて殺しにかかってくる。こちらの猟銃の弾もすでにない。

大場が来ないか交代で見張っていた老人は喉を切られて雪の中で死んでいた。谷底に落ちて雪の中を逃げ回る敦子。鉈を持って不気味に追いかけてくる大場。
ドアを開けると刃物が飛んでくる罠もしかけてくる。ジープを手中にしていて手荒にこちらに迫ってくるのに頭が良い。さらに死者!そして死者!別荘に隠れていてもガソリン撒いて放火…。

怖い。たぶん「13日の金曜日」の雪山別荘版ホラー。大場がほぼ怪獣。こんな狂ったやつにロックオンされて助けも呼べないとか最悪。こんな大量殺人と放火、生き残ったとして後にどうやって警察に説明すれば?その裏取りは取れるの?

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