昭和59年に潮文庫として出版された作品を昭和62年に角川文庫化したもの。自分が手に入れたものは平成6年の27版(福山小夜イラストカバー版)。
処分するというので無償でいただいて来た80年代90年代赤川次郎文庫本の11冊目読了本。
タダ本を読んで過ごす至高の趣味。どうだ怖いか?自民党と罪ム省?
ヒロイン村山朋子25歳は銀行窓口OL。銀行支店長の父と母、そして大学生の妹の四人家族。恋人もいてそれなりに幸せ。
だが、真面目でおとなしい父が銀行の金1億円を横領し女と失踪。そこから始まる家族の不幸…という、読んでいて何も楽しくない、新聞三面記事家族物語。
ヒロイン失職、彼氏と離縁、母入院そして死、尾行する刑事、メディアスクラム、妹の彼氏、支店長父の上司副頭取の息子和彦との恋仲、父と一緒に逃げた女の正体…などで綴る1時間ドラマと言った感じ。
読んでる最中は、この父はきっと銀行内部の勢力争いと陰謀に巻き込まれたに違いない…と、池井戸潤ドラマみたいなものと驚くような真相を期待してたら、なんにもなしかよ!?やっぱり、普通の文芸書ドラマだったのかよ。いやもう失望。
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