2023年11月18日土曜日

スティーヴン・スピルバーグ「未知との遭遇」(1977)

スティーヴン・スピルバーグ脚本監督の「未知との遭遇 Close Encounters of the Third Kind」(コロンビア・ピクチャーズ)をついに初めて見る。ファイナルカット版というやつを吹替え版で見る。
これ、日本でも1978年に公開された超有名作。音楽はジョン・ウィリアムズ

なんでこれを見ようとしてなかったのか?なんだか映画タイトルから内容をイメージしづらい。空飛ぶ円盤UFOがやってくるだけというだけで映画になるのか?

最近、ドラえもん「未知とのそうぐう機」を読んでいて、そういえば「未知との遭遇」ってまだ見たことなかったなと。
あと、第11回アメリカ横断ウルトラクイズ第6チェックポイントが「デビルスタワー」。そういうところが見るモチベーション。

メキシコの砂漠シーンから始まるのだが、何やら混乱してることはわかるのだが、何が起こってるのかよくわからない。1945年に行方不明になった航空機が出現したらしい。夜中に太陽が出たとは?
さらにインディアナポリス航空管制レーダーに謎の飛行物体。

異常を察知する子ども。動き出すおもちゃ。街中が停電。次々と異常な現象。UFOの目撃。なんだかホラー映画の雰囲気。「宇宙戦争」のような混乱。モンゴル、インド、世界各国で混乱。視聴者も劇中の人々のように混乱。人知を超えた何かとの出会い。

この映画、外国人学者としてフランソワ・トリュフォーが出演してるって、今回初めて知った。
ゾルタン・コダーイって音をハンドサインで表すとかやってたのか。ずっと謎の音階。

夫(リチャード・ドレイファス)がおかしくなって家族崩壊。自宅をゴミ屋敷化するとか、まるで認知老人のいる風景。
神の啓示を聴いたとか言う人はみんなこんな感じかもしれない。モーゼやノアもこんな人だったかもしれない。しかし現代のアメリカで「そうするしかない」とか迷惑な逆ギレでしかない。
不穏さとカオス。奥さんがヒステリックになるのも納得。70年代アメリカの田舎風景を感じられる。
ずっと「メッセージ(Arival)」という映画のことも想ってた。終盤が「レイダース 失われたアーク」みたいだった。何が起こるのか?とずっと待ち続けるSF映画。

前半の不穏さ表現は感心。だが正直、これが日本でもヒットした理由がわからない。自分は一度もUFOを見たことがない。こんなでっかいシャンデリア型UFOとコンタクトしたら、バイブスぶち上がるに違いない。

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