2023月年4月よりBSプレミアムで始まった「あまちゃん」再放送がこの9月で最終回を迎えてツイッター(X)トレンド入り。今もこの伝説的朝ドラが人気であることを証明した。
自分も放送開始からずっと録画して見てたのだが、実はこの当時の朝ドラは月-土の週6回放送だったことを失念していて、第120話あたりまで月-金で録画していたために、各週の最後が見れなかったw
本放送のときはヒロイン天野アキとその親友足立ユイの友情を軸に見ていた。
だがこのドラマ、全世代であらゆる階層の人々が感情移入して楽しめる。
朝ドラはどちらかというと若手俳優たちが主要キャストなのだが、このドラマの出演者はほぼ全員クセの強い達者な俳優。
ほぼ内容のない井戸端会議だけの回もベテラン俳優たちのやりとりだけで視聴者を惹きつけられる。とにかく脚本家と演出に感心。こんな朝ドラ他にあったか?!と思わずにいられない回が多数。
主演の能年玲奈の演技力は未知数だったのだが、結果、全世代の視聴者を魅了。とにかく可愛らしく面白い。圧倒的魅力。
そして橋本愛。今回の再放送を見て、この十代の若手女優の演技力がとてつもなく上手かったことに気づいた。感心しかない。圧倒的美少女だったのにグレてしまったユイちゃんには全日本が泣いたw
ヒロインの母天野春子の18~20歳を演じた有村架純(当時20歳)の演技力もすごく高いと感じた。十代の苦悩を時にコミカルに、適切に演じてて感心。
膨大な登場人物とチョイ出演の意外な人々。東京で女優を始めた天野アキというシーンでAD役が太賀だったことに初めて気づいたw あと、海女カフェ従業員に山谷花純がいたことにも初めて気づいた。
能年玲奈と橋本愛、たぶん普通だとこの二人は仲良くなることはない。まるで性格の異なるふたりのやりとりが見てて楽しかった。しかし、今回とくに感心したのが第131回。天野アキが映画主題歌レコーディングという場面で、荒巻が天野春子に歌わせて、そのタイミングで鈴鹿ひろ美を呼び出して目撃させ、かつて歌唱を差し替えたことを打ち明けて謝罪するシーン。脚本も演出も役者たちの演技も完璧でため息がでた。
あと、震災後の北三陸編が正直中だるみで退屈もした。このあたりは見ていてぜんぜん覚えていなかった。本放送時もたぶんしっかり見てなかったのかもしれない。
アイドルになりたい!と強く願った足立ユイが結局最後まで北三陸から出られなかったという現実にげんなりもしたのだが、希望に満ちた爽やかラスト。
このドラマの翌年にロケ地に行って以来、東北に行ってない。また行きたい。
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