浜辺美波の出演作リストに「やがて海へと届く」(2022年4月1日公開)という映画があるので見ておく。主演はたぶん岸井ゆきの。
原作は彩瀬まる。監督は中川龍太郎。脚本は梅原英司と中川龍太郎。音楽は小瀬村晶。
制作はひかりTV、WIT STUDIO、ビターズ・エンド、日活、Tokyo New Cinema、Filmarksほか。PG12指定での公開。配給はビターズ・エンド。
開始数分はアニメを見せられる。湖谷真奈(岸井ゆきの)は親友卯木すみれ(浜辺美波)の死を受け入れられない。ラウンジの給仕の仕事中もボーっとしがち。気づけば涙を流してたりする。
すみれの元カレ遠野敦(杉野遥亮)が湖谷の仕事場を訪ねてくる。
部屋の後かたずけ(形見分け)に湖谷の助言が必要。親しくしていた友人の死後のリアル。ダンボール箱を見てしょんぼり。あ、すみれが持ってたビデオカメラが出てきた。
そして回想。サークル勧誘で華やか大学生たちが強引に話しかけてくる。ヒロイン真奈は引き気味。そこにすみれ(華のあるかわいこちゃん)が突然登場。こいつは社交的で世渡り上手そう。
コンパで飲んで気持ち悪くなってる自分の口に手をつっこんで吐かせてくれるすみれ。さらにキス。え?!(これはバカ男たちが近づかないようにするため?)
夏になるとふたりは仲良くふたりで旅行に出かけたりする。水色ワンピース黒髪ロングの浜辺美波の可愛さは異常。岸井ゆきのって、小柄な浜辺(156cm)よりもさらに小柄。調べてみたら150cmか。もしかすると140cm台かもしれない。
大雨の夜、髪を切ったすみれは真奈を訪問。2か月ぶりに再会。お互いに何かを強制したりしないことが仲良しの理由。お互いに「どこか行きたいところある?」とかトーク。狭いベッドで一緒に寝る。なんか百合映画っぽい。
そしてすみれから遠野くんを紹介される。遠野くんのアコギ伴奏ですみれはPUFFYを歌う。イイ感じ♪ 浜辺はえへらえへら笑ってる演技がすごく上手。
そして再び現在。あの時代は明るく太陽が照らしてて、すみれの死後は寒色。遠野と真奈はすみれの実家を訪問。
すみれの母が鶴田真由さん。真奈にすみれが好きだった青い服を着るようにすすめてくる。この人は90年代は美人女優だった。娘を亡くした母を演じるようになってしまった。
すみれ母はビデオカメラは受け取らなかった。そして真奈は遠野が婚約したことを知らされる。真奈は部屋でひとりすみれの遺品のビデオカメラを見る。またまた回想のすみれ。遠野と同棲を始めたすみれ。真奈は遠野が苦手なので複雑な気持ち。
遠野は真奈とすみれが最後に行った居酒屋。さらに真奈の勤務先の主任(光石研)の突然の死(自死)。ここで真奈の口からぽろっとすみれの死が「津波」によるものであることが視聴者に知らされる。え、えぇぇ…。
そして映画後半の舞台は陸前高田へ。防潮堤の高さに圧倒される。すみれはまだ「発見」されていない。真奈「ここに彼女がいるとは思えない」
そこにあった公民館で中嶋朋子が聴き手となって震災の生き証人たちの証言集をビデオカメラで撮影してる。みんな身内が津波で行方不明。話してるうちに涙ぐんだりする。予期してなかった展開。
今度はすみれ側視点での回想が始まる。よくわからなかった回想シーンをなぞってくれる。喪失の哀しみ。
浜辺の初めて見るヘアスタイルが新鮮だった。
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