2023年9月3日日曜日

リング・ワンダリング(2022)

2022年2月に公開されてた映画「リング・ワンダリング」を見ておく。監督・脚本・編集は金子雅和。主演は笠松将。制作はkinoneで配給はムービー・アクト・プロジェクト。

漫画家を目指す主人公草介(笠松将)はニホンオオカミがどうしても上手く描けず悩んでる。
枯草の草原をさ迷い歩いてると風変わりな少年に出会う。どうやら現代の子じゃない。このへんには狼がいるという。

草介は工事現場バイト。監督(社長?)に「チンタラしてんじゃねーぞ」とか怒鳴られる。いやべつにチンタラしてないのに。現場作業員にマンガの行方を期待されている。

で、地面を掘ってると何か動物の頭蓋骨を発見。そいつは衣服に隠してキープ。何かを感じたらしい。でも犬のものだろうなあ。しかし、ネットで検索すると狼の頭蓋骨の特徴と合致してるかもしれん…。頭蓋骨をそこに置いて狼をイメージスケッチ。

マンガの中の虚構世界も映像化。明治時代?狼を追うマタギ役が長谷川初範さんだ。

草介は夜間に再び頭蓋骨を掘り出した工事現場へ。何か他に埋まってるかもしれん。
そこで逃げた飼い犬を捜してる少女ミドリ(阿部純子)と遭遇。
この女に不審者扱いされる。いや、河原のそんな場所に盗むものとかないから。
雪駄履きで転倒したミドリは足首を捻挫してる。背負って犬のシロを探して歩く。

するとそこに鳥居。神社境内に足を踏み入れる。少女の言うままに進んでいく。もう明らかに異世界。少女の実家の写真館に到着。明らかに現代じゃない。
父が安田顕。母が片岡礼子。え、写真館なのにカメラがない?金属供出?ということは戦争中にタイムスリップ?そのわりに国民服を着てない。
晩御飯にどじょう鍋を御馳走になるなど家族と交流。

ああ、やっと物語の構図が見えて来た。あの頭蓋骨の正体は…!?
戦争で失われた家族の幻想ファンタジー。なんか予想してたのとぜんぜん違ってた。

オオカミの件はどうなった?と思ってた。ああ、そう繋がるのか。品川徹さんがまだ俳優現役ってすごすぎる。
そろそろ終わりか?って感じ始めてからさらに30分も続く。なかなか終わらない。長く感じた。最後のオチは!?

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