岩波ジュニア新書99「論理的に考えること」山下正男(1985)を読む。80年代の中高生に向けて書かれた論理学の初歩本。
「ものごとの本質をとらえるには、感性や想像力とともに、論理的に考える力が必要です」「論理的な考え方を身につけると、自分の考えをまとめたり、他人の意見を聞きとることが楽にでき、世界を見る目も開けます」と裏に書かれている。なら読んでみようか。
結論から言って、この本は自分には何ら必要なかったw
この本は中学校初年の生徒が読んでもわかるように書かれているそうだが、大人が読んだところで、何か新しい知識や人に教えたくなるような知識もなかった。実生活で役にたちそうな知識もなかった。
その一方で、中学生がこの本を理解するのも難しいように感じた。というのも、例え話で使われているのが高校数学の範囲だったり、シャーロック・ホームズの台詞だったり、シェイクスピアの台詞だったり、普段あまり耳にしない諺だったり、ことごとくピンとこない。
この本を読んでわかったことといえば、論理学ってつまらなそう…ってことだけw
つまり、ありていに言えば読むのはムダ。
岩波ジュニア新書ってたいてい何を読んでも感心することが多かったのだが、これは読み通しても感心することがなかった。
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