2023年8月7日月曜日

実写映画「耳をすませば」(2022)

ジブリの長編アニメ映画「耳をすませば」(1995)から27年後に作られた実写版「耳をすませば」を見る。監督・脚本は平川雄一朗。主演は清野菜名松坂桃李
コロナによって公開が2年延期された映画。制作はオフィス・クレッシェンド、配給はソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと松竹。

1988年、天沢聖司くんはイタリアへ修行に向かう。そして10年後の1998年が舞台。ヒロイン月島雫は清野菜名なのだが、自分にはこの女優は老けて見える。なぜに「翼をください」なのか?
天沢聖司くんはチェロケースを担いでる。オーケストラの一員?
イタリアのシーンが近年よくロケ地で使われる和歌山県のポルトヨーロッパでの撮影とロケ映像を組み合わせたもの。コロナのせいで予定が大きく変更になったに違いない。

そして1987年の回想。自分が借りる本はすべて先んじて読んでる男子がいる?!そして夕子の恋バナ。これはジブリで見た中学生女子パート。
ベンチに置き忘れた本を読んでる男子が中学生にしては老けている。「嫌なヤツ!嫌なヤツ!」

電車に乗ってると猫が!?このシーンは実写が可能だったのか。
猫くんに連れていかれる場所が聖蹟桜ヶ丘でなく神戸の山手。ああ、あのお店が現実世界に。
店主のおじいさんが近藤正臣さんだ。ああ、もうだいぶ年取ったなあ。

現代パートの原田と杉村が内田理央と山田裕貴。(この俳優が西野の件以来嫌い。)
月島は小さな出版社に勤めてる。先輩同僚に松本まりか。音尾琢真(嫌な上司)から担当する作家田中圭の原稿の件でめんどくさい指示されたあげくに怒鳴られる。
みんなドラマでよく見る面々。
チェロ奏者天沢(アニメではヴァイオリンじゃなかったか)はイタリアで弦楽四重奏。こっちはこっちで悩んでる。

普通の遠距離カップルの十年愛。中学生と社会人のそれぞれの悩みドラマ。アニメはファンタジーシーンでなんとかなるけど、実写ではそうもいかない。
脚本が普通すぎた。これを見たところで特に面白いこともない。ドラマとして退屈した。

チェロとのセッションでヒロインが「翼をください」を唄うシーンのアレンジには感心した。音楽的素養の高くない人はこのチェロ伴奏では歌えない。

主題歌は杏の歌う「翼をください」(武部聡志編)(ソニー・ミュージックレーベルズ)

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