2023年8月18日金曜日

筒井康隆「パプリカ」(1993)

筒井康隆「パプリカ」(1993)を平成14年新潮文庫版で読む。初出は平成5年中央公論社。

登場人物たちがほぼ全員中高年の偉い人。一番若いと思われるサイコセラピスト精神医学研究者でコードネーム「パプリカ」千葉敦子が29歳。
この人は他人の無意識界にシンクロし侵入する夢探偵。大企業の重役や警視監の心の治療。

ジャンル的にたぶん近未来精神医療SF白い巨塔。
だが、第1部が終わって第2部に入ると困惑のドタバタ幻影妖怪大戦争。正直自分の想像力を超えた。
そもそも「DCミニ」とやらがよくイメージできない。

狂った老人の誇大妄想話に長時間つき合わされたような感じ。最後の方はちゃっちゃと読み飛ばして行った。
これをもって筒井康隆はしばらく読むのを止めようと思う。

アニメ映画になっているらしい。その映像はなんとなく一部見たような記憶がある。

0 件のコメント:

コメントを投稿