テレ東で2021年10月23日(土)夕方4時枠に単発50分ドラマとして放送された「農家のミカタ」に乃木坂46松村沙友里が出演してたと聞いてやっと見てみた。プロデュースと脚本は畑中翔太、監督は下田彦太。舞台は群馬県高崎市。
主人公進藤(犬飼貴丈)は高崎市役所農林課職員。東京の広告代理店で町おこしPRに携わっていた経験からUターン転職。え、高崎市ってそこそこ都会だし、地方は役所が人気就職先だし、転職は難しかったのでは?どうやら農林課は経験を活かせない望まない職場への配属らしい。
いきなりスベリ事故PR動画で自己紹介して空気を寒くする。
この若手俳優は「ぐらんぶる」で全裸になっていた青年。仮面ライダー俳優らしい。
Uターン就職ということは地元がどんな地域か知らなかったはずはない。なんで俺が…と森の中で迷子。イノシシに遭遇。それを遭難と言う。
こんな仕事だとは聞いてない。上司のマギー、中島歩がゆるい感じ。「我々の仕事は農家の味方」
地域の農家のドン田中(杉本哲太)に挨拶に行く。これがもう見るからに怖い。(じつは優しい人)
だが農家のおばさん仁田(松村沙友理)がもっと怖い。虫だいきらい進藤が虫よけスプレーを畑でばらまくことに怒り。だがこの仁田はこの農家で新規就農者(東京の農大卒)として働いてる若者。
正直、松村が怒ってるわ暗いわでぜんぜん可愛くない。このキャスティングはどうなんだ。進藤と仁田は最初からわだかまり。
進藤はシンガポールでのフードエキスポPRのような派手な仕事しか眼中にない。畑で靴が汚れることすら嫌う。主演のふたりは最初から見てる方向が違う。
高崎を訪問してるエキスポ幹部シンガポール人たちに予定にない強引プレゼン。もう見ていてあちゃーという熱意。勝手に農体験エンターテインメント「VR農業」というプランBをプレゼンして不評。
結果、こいつのせいで高崎市は契約が取れず。みんなに大迷惑。仁田がさらに怒りモードで不機嫌。まるで軍人のように苦み走ってる。
だがこれで終わりじゃなかった。フードエキスポ接待ラストチャンスに情熱をぶつける進藤。バカか…という雰囲気かと思いきや、田中も仁田も乗り気。チャンスがあるなら掛けるべき。仁田がさすが大卒という感じでリーダーのように場を仕切る。
最後の勝負がレストランで食通シンガポール人たちに地元食材を出す。素人が給仕のようなマネができるのか?そんなに何もかも上手く運ぶものなのか。
単発50分のドラマでそれほど新鮮なものは期待してなかった。しかし50分でよくまとめた。
松村はふざけたテンション高いコメディのほうが向いている。
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