COSMIC EXPLORERのアルバムとツアーのときのイシュー。これはたぶん発売時に買ったものが部屋のどこかにある。当時も思ったことだが、この表紙の3人が美しい。美しすぎる。
このポートレートとインタビューページ写真はGAMEジャケットを撮影したアミタマリ氏によるもの。
インタビュアーは金光裕史氏。スタイリストは三田真一氏。Perfumeオタにはおなじみの面々。
驚いたことが、COSMIC EXPLORERから7年経ってしまっていたこと。もうそんな経つのか。自分はこのときのツアー幕張が実質Perfumeのツアーに参加した最後。
自分は今もPerfumeが好きではあるけど、もうライブコンサートは2018年ごろをもって卒業。
巻頭見開きで金光氏がCOSMIC EXPLORERへ献辞。「ずっとPerfumeとして居ることを、3人で夢を見続けていくことを、はっきり決意したような気がする。」「サウンドは、海外での公演やステージ上のエフェクトを決意した部分が楽曲に表れ、歌詞はストーリー的なものが少なくなり、より、リズムやノリを重視した部分が強くなってきた。」と書いている。
あと、今作からアートディレクションに吉田ユニ氏が参加。これまでのチームPerfumeとは違うアプローチ。
3人個別にインタビュー、まずはのっち。要約すると、
- 昨年のツアーで過去を完全に吹っ切ったきがする。広島で彼氏募集中をやって、やっと成仏で来た(笑)。
- そして、私たちにはまだ未来があったんだ!って思った。
- 今、27歳の私はここにいるけど、小さいときの私は、若いお母さんになって、子どもの授業参観に行きたかったよな、って。
- 今から頑張って婚活しても、たぶん授業参観に行く私は若いお母さんじゃない(笑)。そういう人生の選択肢はもうないんだなって思ったら、凄く寂しくなったんです。でもその選択肢がない分、またいろんな選択肢が増えたんだなって、今は思っていて。
- 最近よく品を保つことが大事だな、と思う。私たちは結果的に品を大事にしてきたし、今それがPerfumeらしさになってる気がする
- グラビアやったり、朝ドラやおはスタとかいろんなオーディション受けて、全部落ちて、でも、私たちがなりたいアイドルはこうじゃないなって思ったんですよ。落ちたくせに(笑)。そうやっていくうちに、私たちがアイドルとしてやりたいのはこれだな、この道が合ってるんだなって、見えてきたんです。だから一貫して、品を保つことが出来たというか。
- 今回のアルバム、Baby Faceは衝撃でした。あの年下の男の子、ちょっと可愛くない?みたいな、年上目線の歌詞(笑)。
つぎにかしゆか。かしゆかのポートレートがミストレスを感じさせる。まるで貴婦人の肖像画。
- すごく自由になってきてる。これまでずっと不安が先に立って、守りに向かうことが多かった。ライブはこうでなくちゃいけないとか、無意識に決まった型があった。でも、ここ1年くらいはどんどん型から外れて来た。もっと自由に楽しいことをと思えるようになった。
- 2回目のドームを終えたとき、なんて楽しいんだ、なんて幸せなんだ!と思えた。
- 以前はライブを楽しめていなかった。ライブでよく泣いていたけど、あの頃の涙は感動や喜びというより、緊張から解放された安堵感からきていた。
- 今一番やってみたいこと?育ててる植物を大きくしたい(笑)
- 1月から2月のお休みに免許を取った。車庫入れが出来なくてキャーキャー騒いで、通りがかった大学生に助けを求めた(笑)
- ネガティ部を卒業してポジティ部に入った(笑)
最後にあ~ちゃん。
- ここ2,3年は昨年のアニバーサリーライブが目標だったから、あれが終わったらぽっかり胸に穴が開いて抜け殻状態になると思ってた。それが逆にいろんなアイデアが浮かんできた。早くそれを試したかった。
- 昔の曲を今やるとダサイんじゃないか?クオリティ的に今の曲と並べるのはどうなんだ?と思ったけど、イメージなんてどうだっていい。
- Perfumeの3人はわかり合える感が半端ないから、逆にある程度距離感を保ってる。Perfumeは絶対的なもので、人間関係で解散することはない。事務所が倒産したとか(笑)、それぐらいのことがない限りは
- (以前は変わっていくこと、結婚を含めて人生設計から外れていくことに戸惑ってる様子が見られたけど?)それは女の子なら誰しもあること。普通に仕事してる人もどこかで夢を諦めたり、いろんな選択をしている。今はいろんな人の夢を背負ってる。その期待に応えたい。
- 以前は、自信がないという事すら恥ずかしいと思ってた。ここ2,3年はそれが言えるようになった。ストイックになりすぎてた。
そして3人での対談。これから始まるツアーへの期待と抱負。初めて訪れる場所の話になって、あ~ちゃん父は和歌山出身であることが判明。
この一冊もオタは必ず本棚に所持してないといけないものだと感じた。
最後に古参オタ掟ポルシェ氏からのCOSMIC EXPLORERの印象とこれからへの提言。
「30過ぎても子供であり続けるっていうのは、世界サイズで見たとき、日本人の特性に合っている表現の形」「Perfumeっていうアイコンから外れないでほしい」「ギターウルフを見習え!」
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