2019年4月期と2021年10月期の2シーズン連続ドラマ(特別編が2回)としてフジテレビで放送された「ラジエーションハウス」の劇場版(2022年4月29日公開)をやっと見る。 公開から1年を経て見る。
監督はいつものようにフジテレビ演出家監督鈴木雅之。脚本は大北はるか。音楽は服部隆之。制作はフジとシネバザール。配給は東宝。
フジテレビの医療人間ドラマはぜんぜん見る気が起こらない。ドラマ2シーズンは本田翼目的だけで見た。今回も本田翼が出てるのでつきあう。
フジの医療ドラマから劇場版の流れは「コードブルー」という悪しき例がある。ドラマファンへ向けたアフターサービス以上のものでなかった。「ラジエーションハウス」も覚悟して見る。
「ここに壁がある」というナレーション。
放射線技師の面々が退屈な講習会。ここで広瀬アリスが講師からの質問にダメダメ回答な生徒役。
その一方で本田翼は放射線医師。唐突に離島で暮らす母からメール。
テレビの天気予報では台風接近中。浅野和之先生のライブ配信準備中。
窪田正孝のコミカルな演技を挟みつつテンポよく状況を説明。
そこで突然妊婦(若月佑美)を乗せた山崎育三郎の車が反対車線にはみ出して来た飲酒運転キチガイ車と正面衝突するという、いかにもな酷すぎ事故発生。
夫、妻、胎児、事故を起こした運転手、治療の優先度が問われる「命の選別」修羅場医療現場。それが甘春総合病院。
育三郎が現場の判断に納得いかなくて大声で暴れる厭なシーンを見せられる。医者は神じゃない。原則に従った判断をするしかない。
ICUでこれだけ大勢の医師と技師がつきっきり。治療費がどんだけかかるんだ?さらに危険運転加害者があまり反省していない酷い状況。
窪田が的確な判断で活躍してる一方で、本田翼は不安な表情で瀬戸内の島へ。島の診療所先生の父(佐戸井けん太)が危篤。父臨終の言葉が心配な患者(キムラ緑子)。胸が痛いと倒れ込む。これが医師本田が診ても原因不明。
どうやら原因は島の井戸水?ということが視聴者に示される。
一方そのころ横浜の病院では妻の治療方針に不満の育三郎が浅野せんせいを人質に立てこもり。(ああ、若月のお腹の子の父親は犯罪者になってしまうw)
しかもライブ配信されてしまう。そのへんのオフビート感はいかにもフジテレビの盛り過ぎコメディと暑苦しいヒューマンドラマ。いろいろと対応がおかしい。突入してきたSATを相手に遠藤憲一のあんな茶番(事件の隠ぺい)は許されない。
大型台風襲来で島民避難。本田医師は胸を押さえ苦しむキムラ緑子に対応。胸の検査をするために島の旧型機材で技師たちのスマホによる指示に従って撮影。なのに痛みの原因がわからない?!
横浜の大病院ではさらに難病の少年の手術も始まる。視聴者はマルチタスク理解を要求される。
一息付けたと思いきや、多くの島民が診療所に担ぎ込まれてる。原因不明の感染症?!台風被害が広範に及んでいて救援はやって来ない。本田翼医師はさらなる窮地。(これは3.11並みの被害では?)
現場からの悲痛な応援要請に応えない甘春総合病院。窪田は病院を辞め現地へ。それを追いかける仲間たち…。
これ、本田翼医師とそのラジエーションハウス人脈による献身努力が島民300人を救ったという美談フィクション。全員が無私のやりがいを持った爽やかな人々。
初期段階で県レベルでの対応が見えないんですけど。
すごくフジテレビらしさが前面に出た映画。登場キャラ全員に見せ場。コロナ夏の島ロケ撮影には苦労があったかと思われる。
あと、本田翼(撮影当時29歳)がなんだかすごく色白でムチムチしてる。すごく胸がデカく見える。どうして?
主題歌はMAN WITH A MISSION「More Than Words」
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