2023年3月3日金曜日

N号棟(2022)

「N号棟」(2022)を見る。監督脚本は後藤庸介、主演は萩原みのり。配給はSDP。PG12。

2000年に岐阜県で実際に起きた幽霊団地騒動がベースの考察型恐怖体験ホラー…だという。 
幽霊が出るという廃団地「N号棟」を訪れた大学生3人が恐怖体験していくというストーリー。たぶん。

死恐怖症(タナトフォビア)について解説字幕。ソファーでうなされる女子大生ヒロインが史織(萩原みのり)。元カレ氏啓太(倉悠貴)が今は真帆(山谷花純)とつきあってる。
史織は啓太を家飲みに誘う。え、関係は今も続いてんの?なんかこの女エロそう。(萩原みのりは期待の若手女優だったのに一昨年早々に結婚してしまっている。もったいない。)
啓太が卒業制作で映画を撮ってる。岐阜の幽霊団地へロケハンにでかけていく。

先生が生と死についてテーマに講義をしてる。この先生が史織が夜眠れず講義中に居眠りしてることに理解がある?!母が植物人間で医者から決断を迫られてる?!

なのに大学の同級生3人で仲良く廃墟団地へ。どういう関係なん。
動画撮りながら楽しそう。廃墟だと思ったら屋外で煮炊きしてるおじさん(諏訪太朗)に「あ”、何撮ってんの」みたいにすごまれる。え、管理人?まじか。
すかさず史織が「入居希望なんですけど見学できますか?」すると態度が急に柔和。だが、部屋が荒れ果てて廃墟。トイレも不気味に汚い。階段に鳩の死骸。なのにまったく掃除されてない。

なのにわりと普通でまともそうな住人たちがいる。「歓迎会したい」とか言い出す。まだ住むって言ってないのに?帰りの電車が…と断るのだが、泊っていけば?って、あんな部屋に泊まれるわけないだろ。「困ったときは助け合い」いやいや、お前らが困らせてるだろ。なんだこの団地。

結局、入居希望じゃなくてロケハンで来たことを話す。ホラー映画だと話すと住民たちのテンションが急に下がる。歓迎会が急にお開き。部屋の周囲が真っ暗。

で、そこからは心霊現象。「カメラを回して!」
史織は事前にネットで調べたら、この団地の広場の集団がみんな上を向いてる航空写真。あれは何だったのか?

史織は管理人から呼び出される。「会ってもらいたい人がいる」
住民代表らしき加奈子(筒井真理子)が登場。住民たちを「われわれ」と呼ぶ。「心霊団地とか言われて心外だが、我々は霊を敬って生活してる。」
やっぱり何かの終末思想カルト教団?住民がみんな白いシャツ姿でなんとなく統一感がある。

すると団地全体で大規模な心霊現象が突然発生。住民も大騒ぎ。飛び降り自殺する住民も出たのに、他の住民がなにもしない。この団地、ケータイが圏外?!

啓太が真帆に「もう帰ろう!」と説得。急に真帆がヒステリック。啓太と史織がまだ続いてることを知ってるんだと痴話げんか。じゃあ明日帰る。

史織が鋭い。心霊現象がヤラセであることを見抜く。ここの住民たちの目的は一体?
真帆は住民たちと雑魚寝。夜中に起きた真帆の元に自殺したはずの住民が現れ世間話。これは二人の秘密だよ。なにこれ。

史織は刺殺される夢から目覚める。住民が「ランチ会」とかいう何かわからない行事に参加を求めてくる。史織は笑顔で参加したいと伝える。

「住民たちが私たちを試してる。怖がらせて帰らせようとしてるのでは?」史織は何を見ても嘘だと驚かない。自殺した女の幼い息子も飛び降り自殺。

史織がトリックの山田のごとく住民たちに反抗するのだが、加奈子「信じていただけないようね」ということで拘束される。
なぜ真帆がこの住民たちに溶け込んでる?洗脳されたのか?

ああ、やっぱりホルガ村か!「ミッドサマー」みたいな展開か!そういえば最初の始まり方とか同じ雰囲気だった。
みんなが飲んでたスープみたいなものの正体!地獄すぎ。死を恐れない宗教はカルト。ほぼ人民寺院だしブランチ・ダビディアン。

こういう場所は国家が空爆するなりして破壊しないといけない。
得体のしれない場所に行ってはいけないという教訓。自分、もう田舎とか行くつもりないw

このヒロインはこのまま終わるタマじゃないと思ってた。え、大学の先生はどうなった?意味わからな過ぎラスト。

主題歌はDUSTCELL「INSIDE」(KAMITSUBAKI RECORD)

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