2023年3月21日火曜日

西野七瀬「恋は光」(2022)

2022年6月17日公開の映画「恋は光」を見る。青年コミック誌連載漫画の映画化作品。脚本監督は小林啓一。ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWAが配給。主演は神尾楓珠。文学青年と4人の女性たち。まるで文豪の書く恋愛小説のような内容。

主人公西条(神尾楓珠)が初登場のときから顔つきが異常。なんだこいつ。明らかに普通じゃない。眉毛の角度がすごい。

北代(西野七瀬)は華奢ノースリーブ姿がまぶしい。眩しすぎる。動いて喋ってる西野、それだけで奇跡。神。イントネーションが面白い。こんな美少女につっこまれる日常が尊い。
西野の会話口調が「電影少女」とほぼ同じ。

宿木(馬場ふみか)は気の強そうなビッチギャル女子大生。胸がばーんと全面に飛び出しててすごい。
東雲(平祐奈)「恋というものを知りたい」この一言だけで主人公は恋に?この子が浮世離れしてる。スマホも持ってない。
開始数分でみんな魅力的。3人ともあか抜けすぎてる。できれば3人ともと付き合いたい。
大学生ってみんなこんなに色白で美肌で小ぎれいなの?肌の質感がすべすべ陶器のよう。
セリフなし画面だけで説明とかユニーク表現。以後ずっと会話劇。

「恋とは何か?」そんな文学的テーマで美人女子大生と会話するとか、大学とはそんな場所であるべき。そんなことはけっしてないけど。

主人公に東雲さんとの恋の相談アドバイスをする役どころが幼なじみ北代西野。西野が淡い色合いで登場するたびにちょっと面白くてすごく良い気分になれる。たぶんこれも恋。
恋とは西野七瀬のようなものである。と言って間違いない。自分にも西野は光って見える。
恋をしている人がわかる能力があると人はもっと上手く立ち回れるに違いない。
馬場ふみかの表情がとても良い。まるでおしゃれOLのような女子大生。西野と馬場のnonnoモデルペアのやりとりが貴重で尊い。
このふたりに対して平祐奈が幼く見える。たぶんそれも適切。西条と東雲のやりとりがまるで夏目漱石の時代のよう。

そんなやりとりを邪魔しない野村卓史の音楽も良い。タイミングと間合いの演出も良い。見ていてまったく雑味や不快感のようなものを感じない。
ロケ場所も今まで見たことがないようで新鮮。ほぼ岡山でロケしたらしい。路面電車のある街で大学生活を送りたかった。
日本映画として色合いがとても良い。そして、この3人の女優を選んだ監督のセンスがとても良い。

学生のとき昼間からオシャレな店で酒を飲むという発想はなかった。縁側で飲んで親睦を深めるとか楽しそう。パジャマ姿の西野の後ろ姿がすごくときめく。上半身の華奢さのわりに腰から下がどっしりしてる感じが好き。とにかくスタイルが良い。どんな服装も似合ってる。
恋する西野七瀬。それはすさまじいパワーワード。尊く美しい。そして女優としてのポテンシャルの高さよ。見ていてずっと感心。

平祐奈が酒飲んでゲロ吐くシーンがリアルすぎて貴重だと思った。
伊東蒼と宮下咲の女子高生カップルも新しい発見だった。

恋という謎解き。見ていて飽きることがなかった。恋する女性たちを監督が適切に美しく撮ってた。とてもセンスがよい。
3人の女優を鑑賞する映画。中でも西野七瀬は輝いていた。
絵を見る限り、岡山の夏がカラッとしてるように感じた。
主題歌はShe & Him「Sentimental Heart」「In the Sun」(Merge Records / Bank Robber Music)

0 件のコメント:

コメントを投稿