2015年に公開された「ワンダフルワールドエンド」をやっと見る。主演が橋本愛だから。
橋本愛、蒼波純のダブル主演。監督脚本編集は松居大悟。音楽はシンガーソングライター大森靖子が担当。製作はavex music creative inc.で配給はSPOTTED PRODUCTIONS。
蒼波純についてはあまり知らないけど、2015年ごろに松井玲奈が「乃木坂工事中」において推してるアイドルとして紹介してたと記憶してる。
17歳の女子高生の早野詩織(橋本愛)は事務所に所属して芸能活動をしてるのだが、それは動画ネット配信など。
この動画配信が坂道アイドルとかでもよく見るヤツ。ああ、テンションとノリが同じだって思った。
河川敷で撮影会など地道な活動。なぜか詩織ひとりだけゴスロリ衣装。必死のビラくばり。
カメラを首から提げたオタクファンが太ってたり異常にダサイ。
事務所社長が利重剛。この人は「管制塔」では中学生橋本愛のだらしない父親を演じていた。「さよならドビュッシー」では監督として橋本愛と仕事。
撮影会現場で詩織の唯一の女の子ファン木下亜弓(蒼波純)が黙って自分を見てる。この子がファンなの?って疑問に思えるテンションなのだが、動画見たりコメントしたりしてくる。
売れない劇団男の浩平(稲葉友)と同棲。ファンからのコメントに返信してるのに彼氏が布団の中でいちゃついて邪魔してくる。自撮り写真を撮ろうとするとき、男に「頭が映るからどいて!」アイドルにありがち状況。
ドラマの仕事が来た…と思ったら、下着みたいな水着でバラエティ?
ちょい落ち込んで部屋に帰ると、同棲男と亜弓ちゃんがゲームしてる?!これってファンに彼氏バレってやつか。
男を問い詰めると「家出してきたっていうし…」男が劇場から連れてきてた。中学生女子だぞ。この男とはあまり話が合わない。
詩織はミュージシャン大森靖子が大好き。亜弓といっしょにライブに行く。もう個人的に親密なつきあい。詩織はしゃべりが上手い。けど、亜弓ちゃんが無口で暗い。考えてることがわからない。
亜弓を住まわせる3人の生活に詩織が壊れていく。詩織は男にキレちらかす。そういうの女子中学生に見せるな。
女の子のことは女の子にしかわからないという映画だった。演出の意図もよくわからない。
その感情はLINE会話と大森靖子が歌詞で説明してくれてる気がする。
中学生にスマホ持たせるとやっぱりいろいろ良くない。スマホや動画配信とか高校生であってもいろいろ問題。
この映画、あまりセリフで説明しない。動画配信コメントとかもしっかり読まないと内容と展開を理解できないっぽい。たぶんおじさん世代はほぼ理解不能。どう見ていいのかわからない文法でつくられている。
レイトショーで見るような映画だ。それはめんどくさい前衛映画だ。
このアイドルはスマホだけの展開だった。活動休止もスマホで報告。アイドルの実態ってほぼこんな感じなのかもしれないなって思った。
アイドルを演じる制服姿の橋本愛が異常にかわいい。ああ、これが十代の肌の質感か。他に得難い存在。
ラストシーンの撮影場所が「さくらん」と同じ有名スポット。「さくらん」とほぼ同じようなシーンだったのはなぜなのか。
主題歌は大森靖子「呪いは水色」(avex music creative)。
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