「胸が鳴るのは君のせい」(2021 東映)を見る。紺野りさ「胸が鳴るのは君のせい」(小学館ベツコミ フラワーコミックス)を原作とする中高生向けジャ〇ーズスウィーツ映画。監督は髙橋洋人。脚本は横田理恵。オフィスクレッシェンドの制作。
白石聖、原菜乃華、箭内夢菜、浅川梨奈といった若手注目女優が出演しているのでチェック。
朝の光の中、学校へ息を切らせて走る女子生徒がヒロイン篠原つかさ(白石聖)。ヘアスタイルが子供っぽい。三枚目っぽい。
ヒロインを遅刻だと校門に立ちふさがるジャージ姿の生活指導教員城島茂がおっさんすぎて哀しくなったw
ヒロインはちょい悪そうな転校生有馬隼人(浮所飛貴)に胸がきゅんきゅんしてる。このへんがまったく普通のJKスウィーツ映画。展開にも演出にもなにも変化がない。
周囲からみると有馬はつかさのことが好きに見えるらしい。女子友だちにけしかけられて告白。で、告白失敗。
有馬くんが自分からするとそれほどカッコよく見えない。喋りかたと発声がなんかおかしい。
この映画、主演の二人の会話やりとりがスベってて下手で見てらんない。
有馬はつかさがフラれたことをいいふらすクラスメートを殴り倒す。それは事件だ。停学も当然。
ヒロインの友だち箭内夢菜がまだそれほど目立って太ってない。むしろスタイルがいい。ちょうどいい。
まっすぐヒロインは有馬の家に感謝を伝えにいく。「やっぱり好き!♥」もう見ていてひたすら恥ずかしい。大人が見るクオリティにない。
力の抜けたちゃらいクラスメート長谷部はそういう役のスペシャリスト板垣瑞生。こいつの質感がほぼ90年代の窪塚洋介。
有馬にはさらに前の学校でつきあってたスーパーかわいい原菜乃華も登場。この子が目に余るアザトぶりっこしたたか策士。うるうるする瞳でじっと見つめながら「やっと会えたね」「また隼人くんに会うために戻ってきたんだよ♥」積極的すぎる。ヒロインは気が気じゃない。これは読者からも視聴者からも嫌われるキャラ。
課外学習でお泊り。女子たちが男子部屋に行って騒ぐとか楽しすぎ青春。見回り教師から隠れるために同じ布団に入るとかそれはかなり刺激が強いドキドキハプニング。
原菜乃華から「隼人くんと海に行きたいからつかさちゃんから誘って♥」とか頼まれる。ヒロインが困惑顔。テンションだだ下がり。白石聖は困り顔が良い。
まっすぐヒロインVS病弱少女。隼人くんをめぐる闘い。
この子は難病か何かか?と思ってたら、有馬には怪我をさせた負い目があるのか。
このスウィーツ映画、原菜乃華が圧倒的にかわいい。原菜乃華鑑賞映画。
そして、箭内夢菜がいちばん演技が上手い。そこは感心だが出番が少ない。
板垣の軽薄ギャル友浅川梨奈の出番が少なくてびっくり。「今日うち親いないんだけど来ない?」とか言う事なすことギャル。
白石聖は美人でスタイルよく見える。色白むっちりした脚がきれい。ほぼすべての男子にとって高嶺の花といった感じ。自分が高校生の時にイメージできたMAX美少女はこんな感じだったかもしれない。
だがヒロインの印象が薄い。内容が普通ですべて薄味。刺激も足りない。BGMも普通すぎ。
と思ってたら、有馬をめぐる三角関係から今度はつかさをめぐる三角関係。高校生なのにそういうのキツいな。
後半はすごく長く感じた。浮いたセリフが恥ずかしい。
女子高生ってこんな恋愛がすべての世界にいるのか。日本のJKコミック映画って大人がまったく不在。大人キャストがまったくいない。
いまの子はスマホで気になる同級生を撮影して保存してるものなのか。同じことを大人がやってたら激キモ。
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