みずがき山自然公園キャンプ場

10月最後の土日に山梨県北杜市にある瑞牆山山麓のみずがき山自然公園キャンプ場に行ってきた。

ここがもうすごく遠い。心理的にすごく遠い。途中にある村々を見て、よくこんな山間の場所に今も人々が住んでるなあと思った。だが、このあたりの風景がとてつもなく素晴らしい。

北杜市の中心部から山の奥へ奥へと進んでいくと、やがてこんな山が見えてくる。魔の山じゃん！と驚嘆の声をあげてしまった。

素晴らしい風景。ここで平成の昔、天皇陛下（現上皇陛下）が植樹祭をした場所らしい。そんな石碑が立ってた。そういえば途中の道も橋がキレイに架け替えたり、ガードレールもきれいなものになっていた。

この日は高校生たち（千葉県の高校山岳会的な団体？）が100人ぐらいキャンプしてたので、夜は騒々しかった。翌朝、高校生たちが山に向かったら急に静かになった。

このあたりで標高1450ｍなので、陽が沈むと急に寒くなった。朝方は冷え込んで凍えた。夜はヒートテックとフリース着て毛布にくるまってシュラフ、さらにもう1枚毛布、そして湯たんぽという完全防備。朝、テントとタープが霜でパリパリに凍ってた。

持参した古い機械式カメラを使おうとしたら、メーターコイルの挙動がおかしくなっていた。なので使用を諦めた。昔の機械は寒さに弱い。

ここへ行く前に甲州街道の台ケ原という宿場町に立ち寄った。この日は山梨各地で信玄公まつりのようなものをやっていて、この宿場町でも武者行列のようなものが店の前にいた。なので、普段はのどかな通りがとても混んでいた。

自分はもう忘れていたのだが、「私たちはどうかしている」というドラマに登場した和菓子屋さんロケ地「金精軒」さんで栗モンブランどらやきなどを買ってキャンプ場で山を見ながら食べた。とても美味しかった。

明治天皇の行在所となった名家。

台ケ原の集落の向こう側に甲斐駒ヶ岳。山間なのに広くて明るく美しい里。