2022年11月27日日曜日

本田翼「君の花になる」(2022)

本田翼の2022年地上波民放連ドラ主演作はTBS「君の花になる」だけ。TBSのドラマは2017年「わにとかげぎす」以来久しぶり。
本田翼演じるヒロインは仲町あす花は高校教師を挫折して退職。姉の移動販売を手伝ったりしてるうちに、なぜかボーイズグループ「8LOOM」が共同生活する寮の寮母になる。というドラマ。
これが企画を読んだ瞬間から「あ、ダメだな」と思った。
若い男たちの中に30歳ばっさー紅一点という状況。視聴者はアイドルグループ役男性を見るために見るだろう。そうなると本田翼が邪魔だろう。

で、初回放送中から世間がザワつきはじめる。思いもよらなかった方向から。なんと「本田翼の演技が下手すぎる!」というもの。ハッシュタグまでつけられ、延々と12時間以上トレンド入り。それは予測できなかったわ。
もともと本田翼は喋り方がヘンだが、むしろギクシャク演技が魅力。かつて「アオハライド」の三木監督から「いい意味で落ち着きがなかった」と言わしめるほど。

自分は本田翼をヘンテコ挙動不審女を演じさせたら第一人者だと思っていた。このドラマでも社会で居場所を失いつつあった女性を適切に演じている。これを「演技が下手」と一刀両断する人は見る目がなさすぎる。
本田翼のポニーテール&エプロン姿はこの国の至宝。色白でスタイルが良い。

だがやっぱり脚本と演出が、見てて恥ずかしくなる主要な原因。
屋上で洗濯ものを干すシーンはこういったドラマや映画のベタシーン。え、ばっさーが十代の男子たちの下着とかも洗うの?!そもそも、性欲がいちばん強い時期の男の子たちしかいない現場に若くかわいい女を1人で置くという状況はありえない。

それに苦労の末になれた高校教師を簡単に棄てるな!挫折ったっていっても辞めるな。
芸能界サクセスストーリードラマって難しいと思う。簡単に成功すれば絵空事だし、現実を描くと爽快感がなくなる。このドラマに出演してる内田有紀さんはかつて自身が主演した「翼をください」を思い出してるかもしれない。
このドラマのために本田は多くの番宣番組に出演した。どれもかわいい。
かわいい。だから初回から「演技下手」と炎上。ほとんどが根拠のない嫉妬とやっかみ。
圧倒的にかわいい。

0 件のコメント:

コメントを投稿