俵万智「恋する伊勢物語」(1992)を1995年ちくま文庫版で読む。友人の部屋から借りた。
日本の教育現場において俵万智さんの本を目にすることは多い。だが自分、俵万智を読むのが初めて。
伊勢物語に登場する恋愛に関する和歌を紹介しながらの恋愛をテーマに語るエッセイ集。
古文漢文が苦手だった自分はとくに和歌が苦手。こんなものを入試試験に入れた偉い人たちと日本の教育を今も恨んでる。こういうものは趣味でやればいい。
文豪とかいきなり文中で和歌を引用したりすることがあるのだが、正直意味が解らない。わからない形容詞とかもあるけど、助詞とか活用法がわかってないので、結局なんとなくしか意味が解らず長年困ってる。意味を正反対に捕らえてしまったりもする。
俵さんは高校古文の教師だったので、和歌の意味をわかりやすく説明してくれてはいるのだが、やはり「?」という箇所も多い。
「昔、男ありけり」と「昔、男ありき」では意味が違うとか、初めて知ったし困惑。
この本を読んでも伊勢物語そのものはよくわからないので、別途原典本を読む必要がある。
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