2022年10月6日木曜日

広瀬すず「クローズEXPLODE」(2014)

「クローズEXPLODE」(2014 東宝)を見る。シリーズ第3作なのだが自分はこれしか見てない。というのも広瀬すずが出演しているという理由だけでこれを見るから。
主演は東出昌大。監督は豊田利晃。TBSとトライストーンの制作で脚本家は3人クレジット。

鈴蘭という底辺高校(全員チンピラ)の頂点(てっぺん)を狙って転校生の鏑木(東出昌大)と加賀美(早乙女太一)が新たな抗争。

地域の高校で高校生たちがほぼヤクザ。まったく授業なんて存在していない。高校の要件と資格を満たしていない。(てかこんな高校は廃校にするべき)
まるで戦国時代の山賊の村を現代の高校に舞台を移し替えた世界観。
転校生鏑木が最初から強い。つきまとうチンピラを拳一発でKO。

今もテレビドラマで見かける俳優たちによるケンカ群像劇。こういうの好きな人は好きなんだろうなというマンガ世界。校舎がほぼ核戦争後のよう。ほぼ北斗の拳。ほぼマッドマックス。美術さんの仕事ぶりがすごい。

鈴蘭の現在の1位が強羅(柳楽優弥)。ケンカ偏差値ランキングがつくられている。最大派閥が見るからにヤバい。
開始24分付近で黒セーラー服姿の広瀬すず初登場。CD万引き少女が店員ともめている。今ではもうCDを万引きする中学生なんていないだろ。
東出とすずは共に児童養護施設で育った仲。東出が妹のような存在のすずを気にかけているという間柄。すずの次の出番は1時間32分までない。

ライブハウスの風景がやばい。この映画でライブハウスを初めて見た人はこんな危険な場所に行きたいなんて思わないに違いない。
黒咲工業の頭柴田(岩田剛典)がやってきてもめる。この状況でステージ上で演奏が続くとかありえんだろ。

ケンカを我関せずと勝地涼と東出昌大が身の上話。鏑木がケンカをしない理由は「父のようになりたくない」父は格闘家でリング上で死亡?
仲間の血を見て本能が目覚める。ギターロックをバックにフロアで喧嘩。てか高校生に酒出す店なんてあるのか。てか誰も高校生に見えない。

板尾創路がヤクザ。ボロい中古車を中国に輸出して儲けるとかもうはるか昔だろ。国道沿いに風俗ビル建てるとか、ネットカジノでもやろうかなとか、そんな話してる軽そうな組長。現住建造物放火は重罪だぞ。

東出の母親が高岡早紀なのかよ。見た目がエロすぎる。けだるそうな雰囲気において第一人者。
不良の家庭はみんな不幸。「みんないろいろあんだよ」だから不良やってんだよ。
ヤクザしかいない銭湯とかあんのかよ。

不良高校生のケンカにヤクザが介入するとかありえん。
登場人物たちがみんな珍獣。動物園の猿山。くだらん。戦国大名か?警察不在の無法国家。
ケンカマンガばかり読んでるとこうなっちゃうよというメッセージか?
広瀬すずの総出演シーンがトータル3分ほどしかなかった。このころのすずはまだ無名の新人扱い。
映画イメージビジュアルが映画の内容と世界観とほぼぴったり。
あと、「マジすか学園」ってこれの女版だったのかって初めて知った。

PS. 自分、以前から番宣バラエティなんかに出演したときの東出の発言を見たり聞いたりしてて、意外に知的だと感じてた。他の出演者がピンと来てないことも東出だけわかってたりしてたのを見てた。
わりと常識人だと思っていたのだが、不倫の後に離婚騒動。現在の東出は自給自足の猟師暮らしらしい。仙人生活らしい。
本人からしたらいろいろ先が見えてる結果の判断かもしれない。ほとぼりが冷めるまで芸能活動はしないのかもしれない。それはそれで頭のいい人かもしれない。女性からしたら嫌悪感しかないかもだが。

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