2022年6月13日月曜日

有村架純「ギャルバサラ 戦国時代は圏外です」(2011)

「ギャルバサラ 戦国時代は圏外です」という有村架純主演映画があるので見る。2011年11月26日に公開。制作と配給は角川映画。メ〜テレ開局50周年記念作品。監督は「マジすか学園」の佐藤太。脚本は金子二郎。

主演に当時グラビアからぐいぐいと人気が高まっていた有村架純。そして竹富聖花
AKB48とSKE48からメンバーが何人か出演している。2011年はAKBがブレイクし出したころ。

岐阜城跡展望台から市街を見下ろしながらヒロイン麻美の回想が始まる。「昨日から見れば今日は未来。しかし自分にとっての未来とは単に時間が流れたということでない」
2011年はスマホが普及し始めたころだが、高校生たちはまだケータイ。

親友奈緒(木﨑ゆりあ)とプールサイドで時間と未来の問答会話。そこに優(竹富聖花)がやってくる。真面目な麻美を午後の授業をさぼることにした。有村が幼く見える。表情がトロンとしててとてもカワイイ。

次の瞬間森の中で寝ているかと思えば、博物館でケータイ鳴らすシーンなど、時系列がよくわからなくなる。サボりJKの為の課外授業か。何やら不穏な音楽が流れてる。
荒井萌賀来賢人もバカ生徒として登場。こういう子たちの担任もつらいよ。
卓也(森廉)は科学者である父と空間のゆがみの調査に来ていた。

この5人がタイムホールに吸い込まれ合戦中の戦国時代へタイムスリップ。
ここまでなんだかとてもわかりにくいしテンポ悪い。もうすでに現代人が戦国時代にタイムスリップする話は食傷気味。
ケータイの電波が入らない。なんで?1人を除いて4人は事態が理解できないようだが、意外に理解が早い。5人は夜の森で絶望。
卓也の手回し充電器で周囲を照らすとそこに3人野武士がいるのだが、まったく戦国人らしくない。普通に現代の若者っぽく見える。

現代を回想する場面、奈緒とのやりとりが挟まれたりする。こういう編集はあまり効果的でもない。

野武士たちは召し抱えられることを夢見て5人を連行して山道を歩く。襲撃されて命からがら逃げる。荒井萌、賀来賢人が行方不明。イケメン野武士がひとり死亡。みんなで泣きながら墓を掘る。

岐阜城の城主織田信長(松方弘樹)に謁見。ギャルでもさすがに信長は知ってる。信長がすぐ未来人を信じる?
信長は安土城の設計図を見せて、未来に残っているか質問する。有村と武富は安土城を知らない?(松方さんの出番はとても少ない)

そこにケータイが着信。優等生小木曽汐莉(この子が戦国オタ歴女)からの電話。「私たちは今織田信長に会っている」「またまたあ~」そうこうしてる間に圏外になる。
寧々が篠田麻里子なのだが、この人も未来から戦国時代にタイムスリップして16年?!この人の入れ知恵で桶狭間で信長は今川を倒せた?!
寧々は自分と同じ未来人を探していた。これから一緒に仲良く暮そう!住めば都っていうし。どうせ未来へは帰れないんだし。

なんと荒井萌、賀来賢人は生きていた。ふたりを捕えていた河津という侍大将も未来から飛ばされてきた人?「バック・トゥ・ザ・フューチャー」?!
なんか、見ていてぜんぜん予想通りにストーリーが進んでくれなくてテンポ悪くて退屈。わかりやすく予想通りすすんでたまに意外で面白いことが起こる展開が理想。
もっとバカに振り切ってわかりやすく面白くできそうなのにそうなってない。イライラした。
映画のレベルに達していない。テレ東深夜ドラマクオリティ。アイデアは十分だったので全10話ぐらいの配分でやれば面白かったに違いない。

有村架純の美少女ぶりにも驚いたが、竹富聖花の美少女ぶりにも驚いた。有村と竹富のふたりはAKBSKEの誰もかなわない別格の可愛さ。
このころこの二人の人気は同じようなレベルだったのだが後に大きな差が開いた。
竹富はスターになる素質は十分に感じたのだが無表情であまり愛想がなかった。

主題歌SKE48「歌おうよ、僕たちの校歌」

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