2022年2月7日月曜日

北川景子 垂直タイムトラベル in ローマ(2015)

2015年1月1日2日にBSプレミアムで放送された紀行ドキュメンタリー番組「北川景子 垂直タイムトラベル in ローマ」前編・後編が昨年夏に再放送されたので見た。これは放送当時に見ていなかった。

コロッセオの巨大さに目を輝かせる景子。そして古代ローマ市民コスプレに興じる景子。見どころいっぱい。
この番組は国際的観光都市ローマが古代・中世・ルネサンスと3層構造を持つ町であることに焦点をあてた番組。
ローマ市庁舎は古代ローマからそこにある。中世になってその上に壁や柱を再利用し庁舎を建て、さらにルネサンス期に増改築。なので、土台も壁も柱も3つの時代がむき出し。
ローマ市民は古代ローマの遺跡の上に住んでいる。強固なローマンコンクリートの遺跡そのものに建物を建て増しして住んでいる。そこ、考えたことなかった。
コロッセオのモデルとなったマルケルス劇場の上に中世以降に建てられた住居があり今も人が住んでいる。
そんなお宅にお邪魔して天井バルコニーへ登る景子。風景に目を輝かせる景子。
ローマのサンクレメンテ教会の地下には4世紀に建てられたキリスト教国教化初期の教会がある。さらにその下に2世紀のミトラ教の神殿がある。すごすぎるぞローマ。
ローマの地下は掘れば何かが出てくる。巨大な柱や壁が出てくる。そんなリストランテで本場のカルボナーラを食す景子。
実は自分はブログ始める以前にイタリア全土を鉄道周遊パスで11日間かけて一人で回った。ローマはユースホステルにたぶん1泊か2泊しかしてなくて、今回景子が旅して回った場所はコロッセオとスペイン階段をチラ見して、トレビの泉しか行ってないw 
6月のイタリアは日本のお盆のころと同じように暑かった。名所旧跡を見て回るよりもベッドでぐったりするという、旅の初心者が犯してしまいやすいミス。
イタリアの観光都市はコンビニとか自動販売機とかなくて、小腹が空いても食糧を買い食いできない。バールで注文するには話しかけないといけないw
結果、50m置きにあるジェラテリアでアイスを喰うことになる。イタリア語で意味がなんとなくわかるリモーネを注文することになるw
真実の口にも行ってない。フォロロマーノは入場料が高くて行ってないw なぜかまる1日ヴァチカンにいた。たった1回の旅ですべては廻れない。しょうがない。しかし、その後まったく海外旅行に行こうなんて気は起きなかったw
ローマ市民が水を飲む場所。これは自分は見たことなかった。たぶん知ってる人と知らない人で使い方が違う。水を手で押さえると上に水が飛び出す。これ、ホテルのシャワーでも同じ仕組みのものがあったりする。使い方がわからず10分ぐらい考えたことを思い出した。
ローマの地下を流れるローマ水道を探検する景子。こういうの、テレビ番組の取材じゃないとできない。
パンテオンに感動する景子。まるまる現存している唯一の古代ローマ建造物。これも自分は行ってなかった。ここだけは行かなかったことを後悔。
ローマのコンクリート技術はすごい。誕生して即完成形。巨大な丸屋根ドームですらも鉄筋なしに作れた。もし鉄筋を使っていたら2000年間持ちこたえることはできなかった。

その後、中世になると技術も文化芸術もすべてが停滞。頑強なコンクリート技術も失われ巨大建築物も作れなくなった。
もし、キリスト教じゃないローマだったら、現在の世界はさらに発展していた可能性が高い。

新しい着眼点のローマ観光番組。近年はヨーロッパの観光名所から日本人が消えて中国人ばかりになったと聞く。こういう番組を見て行って見たいと思う若者も多いだろうけど、今の若者は昔よりもさらに貧乏で、もう格安航空券でバックパッカー旅行とかしないだろうな。

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