2022年2月24日木曜日

桜井日奈子「ういらぶ。」(2018)

映画「ういらぶ。」(2018 アスミックエース)を見る。原作は星森ゆきも「ういらぶ。 -初々しい恋のおはなし-」。制作は共同テレビ。監督は佐藤祐市。脚本は高橋ナツコ。平野紫耀(King & Prince)主演のJK向けスウィーツ映画。

ヒロインは「岡山の奇跡」こと桜井日奈子。なんと岡山県でロケ撮影された映画。自分、この子にまったく胸がときめいたことがない。かわいく見えない。
だが、玉城ティナが出てるので見る。

和泉凛(平野)は春名優羽(桜井)のことが好きでたまらないのにドSを装い優羽に「オマエはゴミ」とダメ出しばかり。凛の躾のせいで優羽は卑屈で愚鈍。支配し付き従わせてる。周囲からはいじめてるように見える。けどふたりは相思相愛。

このふたりと、暦(玉城ティナ)、蛍太(磯村勇斗)の4人は毎朝一緒に通学。同じマンションで同じ階の幼なじみ4人組は周囲から羨望の眼差し。

そういったキャラと4人グループ内のやりとりを見て楽しもうっていうマンガドラマ。
凛が処かまわず時をかまわず妄想夢オチするの何なの?そんなんで実生活でやっていけるのか?
化学実験ではみんな白衣を着る学校なんてあるのか。生徒が実験で火傷してるのに担当教諭は何も責任を感じてないように見える。
数分おきに数秒の短いアイキャッチのようなものがある。そんな映画あり?

開始26分後、凛の恋のライバル佐伯和真(伊藤健太郎)登場。優羽が一時的に引っ越した家のお隣さん。金髪男。引っ越し荷物を運ぶ手伝いをしてるところを凛に見られて火花バチバチ。
佐伯が一流の進学校の生徒ということで母親が勝手に家庭教師にして部屋に連れてくる。いくら親でもそんなことをいきなり勝手に決めていいのか。この男は娘のことを狙ってるのに部屋にふたりきりにするとかありえない。

凛は嫉妬のあまり優羽を完全無視するようになる。まったく、なんて男だ。平野が伊藤に壁ドンしてどうする。あきらかに佐伯のほうが彼氏として最適。

高校生に高校生の家庭教師もありえない。それは勉強会じゃん!と思ってたら、やっぱり凛も部屋にやってきて3人で一緒に勉強会。
佐伯の妹が桜田ひより。ものすごく積極的で前に出てくるおしゃべりJC。(これは読者からも視聴者からも嫌われるキャラ)

チーム幼なじみVS佐伯。凛「オマエは優羽の何を知ってるんだよ」佐伯「知らないから惹かれるんだよ」

凛は体育館で女子から告白される場面をあえて優羽に目撃させる。優羽は驚きのあまりブタのような声を漏らす。なんだこの演出。優羽は凛の「かのじょ(仮)」という地位に昇格。

この凛という男とつきあうことは害悪でしかないように見える。ほぼホスト。強引に体を求めるとか、どうせこれも妄想夢オチだろうと思ってたら、ガチなのかよ。
優羽は凛からいろいろ優しくされるのだが、それだと好きじゃない?!幼なじみの関係に戻りたい?!

えっ?!佐伯の祖父は星野村でペンションをやってるだって?!そこで凛と優羽が大切なものを埋めた?
なぜか佐伯兄妹はチーム幼なじみフォーの6人と一緒に出かける。
BBQの湖畔がすごく絶景スポット。なのにいきなり口喧嘩の修羅場が始まる。何やってんの。
暦(玉城ティナ)が徹底的に優羽の味方でいい友だち。つねに傍に寄り添ってる。優羽のことが好きなんじゃないのか?

凛は佐伯妹と森の中でふたり。連絡のとれない優羽を探すよりも流星群がみたいとねだる佐伯妹のわがままに振り回される。キスまでせがまれてると、そこに優羽。「ハート型の岩っ!」またしても駆け出して山の中で姿を消す。気づけば周囲は真っ暗。
そして凛と優羽は想い出の場所へ。もう幼なじみのままではいられないだろ…という男女のイライラする心のすれ違いドラマ。

このヒロインはキスすらも自分からはしたくない?どういう関係がいいのかは人それぞれ…というドラマ。
結果、3組のカップルができて6人全員ハッピーエンド?けど、大人の視聴者は見ても何も面白くない。

桜井日奈子は見た目も個性的でコメディエンヌ向き。玉城はさらにもっと気の強い役だと輝く。

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