「ゴースト・イン・ザ・シェル Ghost in the Shell」(2017)をついに見る。制作はドリームワークス・ピクチャーズで監督はルパート・サンダース。配給はパラマウント。日本では東和ピクチャーズ。
士郎正宗「攻殻機動隊」を原案とする劇画コミックの映画化。自分、まったく興味も知識もなかったので何も知らないまま見た。ビジュアルから判断して「ブレードランナー」みたいなサイバーパンクSF映画だろうと想像。人間とロボットの境界があいまいになってる近未来が舞台。
ミラ(スカーレット・ヨハンソン)は襲撃され瀕死の状態で病院(研究所?)に運び込まれる。そして人工的に義体化され蘇った。
ミラ少佐率いる「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まる任務。
街の風景がほぼ現代の東京。六本木から渋谷にかけての風景。秋葉原かもしれない。ネオンと巨大広告の世界。
香港の尖沙咀でもいいかもしれないが、あちらにはビルの合間を走る立体高速道路はない。この未来風景は東京の独壇場。繁華街風景はほぼ中華街。客引きとかいるし。
開始からずっとほぼモーションキャプチャーCGアニメを見てる感覚。
会食風景がほぼ「千と千尋の神隠し」みたいで珍妙。こんなコンセプトの創作和食店って意外に存在しない。芸者ロボットの珍奇さはワクワクできた。
そして、ビートたけしの演技が下手で見てらんないw
ハンカ・ロボティックス社のサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査。
捜査会議シーンはいずれこんな未来がやってくるのか?未だに紙資料とホワイトボードに頼ってるのに。
捕獲した得体の知れないロボットの神経内部に自身を接続して潜入してみる…って、恐ろしい。そんなのまるでお化け屋敷。
ネットワーク上に存在する真の敵に迫るにつれ、ミラ少佐は自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。私は何者?どこから来た?
突然、桃井かおりさんが出てきて驚いた。
ヒロインはやがて自分の記憶を取り戻していく。
ホラーっぽい味付けの、中華街と電脳空間暴対刑事のアイデンティティードラマ。香港のあのアパート群を背景に水辺で闘うシーンとか新鮮だった。あと、香港の墓地風景ってすごい。
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