2022年2月1日火曜日

黒島結菜「ごめんね青春」(2014)

黒島結菜の出演ドラマでまだ完全には見ていなかった「ごめんね青春」(TBS 2014)全10話を昨年秋ごろになってようやく見終わった。
磯山晶プロデューサーと宮藤官九郎脚本によるオリジナル。主演は錦戸亮満島ひかり。日曜9時枠で放送されていた学園青春ドラマ。学園ドラマだけど大人の登場人物も多い。

これ、なんで今まで放置してたかというと、肝心の黒島結菜の出演時間がそれほど多くないんじゃないか?クドカン脚本のギャグがスベリっぱなしじゃないか?と予想したから。女子制服がそれほど可愛くない…などいろいろ理由はあった。
見るまで知らなかったのだが、静岡県三島市を舞台にしたドラマ。この地域には3つの高校があって、仏教系男子校とカトリック系女子高が合併して共学校になるという騒動を描いたドラマ。
クドカン脚本がクドくてそれほど可笑しくもない。正直、それほど面白くはなかった。ずっとスベってた。

仏教系の東校(とんこう)の国語の先生が錦戸。この高校での生徒時代に暗い過去を持っている。おっとりした人のいい先生。あまり役に立たない経験に基づく人生訓のようなものを金八先生のように生徒たちに諭す。
カトリック系三女(さんじょ)の英語の先生兼生活指導教諭が満島。満島が初登場シーンからケンカ腰でセリフが食い気味で錦戸を圧倒していて感心。

並大抵のことでは動じない。鋭いのに天然でもある堅物の生活指導教官蜂谷りさ(女子生徒たちからはリサブラックタイガーと呼ばれてる)をみごとに演じきっていて感心。(たぶん作家の綿矢りさからとった名前?)
バカ男子生徒たちに「先生は処女です!」と一喝するシーンは震えたw とにかく錦戸の言う事は頭ごなしに言下に否定。いやあ、活舌がいい。
生徒会長中井貴子(黒島)は初登場から錦戸と男子生徒に反抗的で攻撃的。ニヤついたバカ男子と錦戸が大嫌い。「性的な目で見た」とか罵られても、男子高校生はどうしろと…?
東大を志望する優秀な生徒でもある。堅物で性格と喋り方がギスギスしてる。

このクラスは川栄李奈も異常に口が悪くて攻撃的でほぼヤンキー。なのに一流大を目指せる生徒。
後に黒島と何度も共演する重岡大毅小関裕太もクラスメート。黒島と写真仲間で仲良し森川葵もクラスメート。
錦戸父の風間杜夫と満島父平田満のコンビを見て驚いた。このふたりなんて「蒲田行進曲」の時代から共演をしてる。
黒島結菜は性格キツくていつも怒ってる頑固な女の子を演じるとさらに輝く。キンキン高い声で強い圧で罵られ有無を言わさず従属させられたい。

文化祭実行委員の親睦を深めるための伊豆・三津シーパラダイス遠足シーンを見て「時をかける少女」も連想。
そんな女子生徒はやがてなぜか錦戸先生のことが好きになってしまう…。原先生(錦戸)に想いを告白するシーン。眼球に横から光が刺してる黒島。ハッと息を飲む美しさだった。黒島はこのヘアスタイルが一番よく似合う。

ちなみに黒島結菜は当時17歳。一番かわいい生徒扱いなので結果一番目立ってる。
あのシスターみたいな制服は可愛さ半減。できることならもっとヒラヒラした乃木坂みたいな可愛らしいAラインワンピース型制服がよかった。たまにあるジャージ姿のほうがときめく。凛々しい。かわいい。
第6話では地区の高校対抗駅伝大会シーンがある。三島市全面協力で大々的なロケ撮影を断行していたことを知らなかった。

駅伝ウェアの黒島も素敵。ただ、黒島だけがパンツの下にスパッツを穿いている。これは太ももを露出することが黒島側からNGだったのか、それとも厳格なカトリック教育による聖駿高校中井会長のキャラによるものか、よくわからない。
海老沢(重岡)の告白にヤケでOKしてしまった精神的ダメージもあって、中井(黒島)はあっというまに失速。かわいい華奢な女の子が苦しそうに走ってる姿ってとてもよい。護りたくなる。
中井は父の仕事の都合で東京へ、共学の進学校へ転校していく。文化祭が最後の想い出。
(コロナで文化祭がないとか、それはよくない。喪失感を持ったまま大学や社会へ出ていくと長期的に心に悪く作用するに違いない。)
褐色の肌、ショート黒髪、意志の強そうな凛々しい眉に高い鼻。華奢な体型。非の打ち所のない美少女。このドラマから7年経った今も好き。まさみのために死ねないのなら結菜のために死にたい。

東京の共学校に馴染むと、気の強い圧の強い生徒会長があっという間にお淑やかな美少女になってて笑った。やはり特殊な環境の女子高だと荒ぶる性格の子になってしまうのか?
今年は4月から黒島結菜主演のNHK朝ドラ「ちむどんどん」が始まる。撮影も順調に進んでいるようだ。今から期待でわくわく。(主要キャストから感染者が出ないことを祈る)
あと、あの俳優との熱愛ごっこはほどほどにしてほしい。たぶんきっと役作りのためなんだよね?と信じたい。

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