2022年1月30日日曜日

純喫茶磯辺(2008)

純喫茶磯辺(2008)を見る。脚本監督編集は吉田恵輔。主演は宮迫博之。ゼロ年代の宮迫は日本映画界において俳優として大活躍だった。

裕次郎(宮迫博之)は父は土建業者。みるからにダルそうでだらしなさそう。
JKヒロイン磯辺咲子(仲里依紗)は宮迫の娘役。まだ初々しい感じ。制服の着こなしがいい感じ。
開始早々に宮迫の父が死ぬ。濱田マリが線香をあげにくる。どうやら別居妻らしい。
ファミレスで夫婦は喧嘩しながら注文。
父の遺産を手にした宮迫は仕事にいかなくなった。娘の「仕事しないの?」に対して歯切れの悪い返事。

行きつけの店を見て自家焙煎珈琲の喫茶店開業を決意。飲食の経験もないままに。咲子は疑義を訴えるも、「うっさい!」
食品衛生責任者の講習に行き資格を獲得。誰でも6時間講習を受ければ取れるのか。宮迫は落書きしながら聴いてる。参加してる人々もみんな真剣な人はいない。咲子「大丈夫なんだろうか?このシステム」どうやらこのドラマは娘咲子目線。

店がダサいと驚き抗議する咲子。カウンター席がありミラーボールとカラオケがある。いつのまにか「純喫茶磯部」ストラップも制作。
バイト店員が近藤春菜(ハリセンボン)。開店初日はぜんぜん人が来ない。やっと客が来たと思ったら見るからに反社。
で、2人目の客が麻生久美子。麻生さんはたぶん撮影時29歳。かわいい。この映画が公開される前年12月28日、年末のドサクサにスタイリスト伊賀大介との結婚を発表。
接客慣れしてない宮迫は無言でアイスコーヒーを目の前に出す。「えつ?!」さらに余った店のグッズを大量に渡そうとする。

娘咲子が帰宅するともう菅原素子(麻生久美子)がエプロンをしてそこにいる。娘「何、客も来ないのにまたバイト雇ってんの?」咲子は素子に嫌悪感。
ひとりの客に4人で接客することに。で、ハリセンボンには辞めてもらうことに。宮迫身勝手。

咲子は駅前でチラシ配り。誰も受け取らないし目の前で捨てられる。日本でよく見る風景。
素子はファストフード店で時間潰してチラシをぜんぶゴミ箱に。バイトは暇なほうがいい。
チラシ広告を諦めた宮迫は店員の衣装をいかがわしさのするミニスカ衣装にチェンジ。麻生久美子さんが細い。
すると行き交う人々がたちまちチラシを受け取るようになる。素子目当ての男性客(おじさんたち)で店は大忙し。おじさんたちはみんな素子に夢中。宮迫も素子をねらってる。

酔った咲子を家に送り届けたなりゆきで、咲子は宮迫に抱き着いてしまった。宮迫は仕事中もぼーっとしてる。
コーヒー1杯で水を何度も注文する和田聰宏を咲子はちょい好き。いつも紙にペンで何か書いてる。だが宮迫は「あいつはロリコン」と断言。

女子高生が登場する小説を書いているので女子高生に読んで感想を聞きたいと、咲子は和田の部屋へ。咲子はこいつの部屋に隠しカメラが何台もあることを発見してしまう。早くその部屋から逃げろ!
帰ろうとすると男は本性を現す。やっぱり激キモ野郎。

咲子には暴力をふるう元カレもやってくる。

夏休み、孤独を感じる咲子は父と母がまた一緒に暮らしてもらいたい。そして居酒屋で咲子と素子はふたりで対峙。「お父さんといい関係にならないで」「そんな関係じゃないよ?w」
そして咲子の語る最低な過去。「客とヤッちゃいました」「誘われると断れないんですよ。ヤリマンなんで」という告白に父娘ドン引きでお通夜のようになる。
で、宮迫は客(ダンカン)に殴りかかる。警察沙汰。素子「わたし店辞めますね」

何や面白いことが起こる期待をして見続けても大して面白いことも起こらない。とてもぬるい微妙なドラマ。威厳のある客ミッキー・カーチスがなんども店の主人と間違われるネタぐらいしかクスッとできなかった。

父と娘の、どこにでもある一般庶民日常系ドラマ。
適当に喫茶店やって常連客と楽しくやる生活に憧れるw でも現実は厳しい。
何考えてるかわからない尻軽女を演じてるときの麻生久美子が好きな人は好きかもしれない映画。「モテキ」の麻生久美子に感じが似てる。
仲里依紗がかわいかったのはこのころまで。

0 件のコメント:

コメントを投稿