サイレント・トーキョー(2020 東映)を見る。秦建日子の原作小説の映画化。監督は波多野貴文。脚本は山浦雅大。佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊の3人が主演の大人のクライムサスペンス映画。99分という時間がちょうどよい。
これは酷いw 冒頭からクリスマスの東京が絵にかいたようなCMのような幸せそうな家族だらけ。恵比寿や港区あたりの選民たちはそんなかもしれない。
東京を襲うカリスマ連続爆弾魔。草加次郎かよ!ユナボマーかよ!
こいつの正体は佐藤浩市だと最初から明らか。
爆破予告で半信半疑でしぶしぶ取材に行くテレビクルー。そこに石田ゆり子がベンチに座ってる。代わりに座ることを必死に懇願される。このベンチが30キロの加重がかかってないと爆発する?!
最初の犯行は光と爆音のみ。だが、次からは本物だ!と取材クルーを脅して代理で犯行声明。
この国を戦争のできる国にしようとする総理と佐藤浩市との私的戦争?!
ただ、中村倫也のほうがもっと不審な感じがする。すごくテンション低い。西島秀俊刑事と勝地涼刑事はこいつをマーク。
恵比寿のつぎは渋谷の爆破予告。(渋谷交差点が栃木県足利市につくったセット。エキストラ1万人を集めての撮影。ほんとの渋谷にしか見えない。すごい。)
鶴見辰吾首相と警察は渋谷に侵入する車両を規制。だが、クリスマスの渋谷交差点には多くの人が集まる。ユーチューバーとか。「爆発なんてあるわけないから」「こんだけ人がいるんだから大丈夫」バカそうな若者大集結。「爆弾だ!」と声でさらなる混乱。
そしてホントの大爆発。交差点にいた人々ほぼ全員死傷の大惨事。ついにホラー展開へ。
爆弾を心配する友人を無理矢理渋谷ディナーに誘った広瀬アリスの罪悪感。
事件現場で目撃した中村倫也が犯人であることをアリスはほぼ確信?佐藤と中村の関係は?
真犯人逮捕が意外に早い。佐藤浩市の真の動機はカンボジアPKO? あの自爆少女は完全に逆恨み。憎むべきははポルポトかヘンサムリン、そのつぎにアメリカでは?
元自衛官夫(毎熊克哉)という俳優は最近よく見かける。
石田ゆり子の若いころを演じた白石聖って自分が思ってたよりもかなり若い。まるで少女。
なんか、あんまり満足できないストーリーだった。もう終わり?!って思った。レインボーブリッジであんなことが可能なの?!
戦争に対して反対する本気が見えない一般日本人へのいら立ちというメッセージは感じ取った。
そんなことよりこの国は勤労者のメンタルケアを疎かにしてきたツケがいろんな場面で出てきてる。
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