2021年11月8日月曜日

玉城ティナ「地獄少女」(2019)

「地獄少女」(2019 GAGA)を見る。わたなべひろし氏の原作を原案とし(?)、アニメ化されたものをさらに実写映画化。そのへんのことはよくわからないが、監督脚本は白石晃士玉城ティナが主演なので見る。だが実際のドラマの主役は森七菜なのではないか?と予想して見始める。

1965年の木造校舎の中学校、地獄少女玉城は誰かの恨みを晴らすために呪いをかける妖怪のような存在?イジメ主犯少女を地獄に落とす?それを「地獄通信」というらしい。
橋本マナミ、楽駆、麿赤児といった面々はその仲間の妖怪のようなもの?

ライター波岡一喜は病気の母親を見舞う。母が少女時代の「地獄通信」が絡んだ「少女行方不明事件について書いてもいい?」
その直後に母死亡。そこには地獄少女玉城ティナ。
ここまで見てきてすごくB級C級ホラー感がする。

そして現代の教室。少女たちが「地獄通信」についてお喋り。森七菜がぼんやりと話を聴いている。この子も人と上手く接することができないっぽい。
森はライブハウスで痴漢に遭う。南條遥(仁村紗和)が犯人の男を現行犯で取り押さえてボッコボコにする。Makiというバンドの追っかけ女?ライブを汚すやつは許さない!森七菜はとまどいつつも仁村紗和と友だちになる。
だがこいつ頭おかしい。授業中の教室にずかずかやってきて先生に暴力。真面目だった森七菜は教室を飛びだしてライブへ。そこで凄惨な包丁ストーカー事件。

ステージにいたシンガー御厨早苗(大場美奈)は顔に傷を負う。深く傷つく。そして「地獄通信」について知る。あの包丁男を地獄に落として!そして着物姿の玉城ティナと悪魔の契約。「相手の男は永遠に地獄で苦しむ。だが、あなたも死んだ後地獄に落ちる。」呪いの藁人形のヒモをほどくと契約が成立する。

早苗はライター工藤(波岡)に相談するが、「ぜったいほどくなよ!」
だが、包丁男は反省なし。むしろ被害者を苦しめるような手紙を書く悪質さ。「ただの傷害事件」で早苗を一生呪うことが目的。
早苗は波岡が止めるのも聞かずに紐をほどく。「なにが起きるか楽しみだね」
加害男性長岡が地獄に落ちて、今度は被害者女性も長岡母に呪われて地獄に落ちる。息子が息子なら母も母。憎悪の無限ループ。そういう構造のホラー。

MakiとDARK STARDUSTってなんだよ。こういうハッタリ雰囲気の音楽が好きとか、十代女子しかいないだろ。なんだよ「純度を高める」って。カルト宗教?こいつも激キモ。
友人をMakiに取られた森七菜しょんぼり。この友人も豹変してて怖い。

こいつはヤバい薬でバンドメンバーも女たちも支配してる。工藤はMakiの実態を暴くべく行動するのだが、逆に捕らえられボコボコにされたあげくに殺害。完全に殺人カルト。それを知った森七菜はリバースw 泣きながら「地獄に落としてやる!」そして地獄少女というループ。

そして悪魔召喚の地獄ライブ本番。Makiは南條を生け贄にして神を召喚する。しかしそれは森が契約した地獄少女。
地獄少女も少しでも正義の心があるなら森七菜だけは優遇しろよ。

イッちゃった設定のビジュアル系バンドとか追っかけてはいけない。なんだか必殺仕事人みたいなホラーだった。

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