映画「賭󠄀ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」(2021 GAGA)を見る。まさかの劇場版第2弾。監督はドラマシリーズからずっと変わらず英勉。映画オリジナルストーリー。
今作もコロナ感染拡大と事態の悪化が止まらずに公開が1か月延期の末に、舞台挨拶もリモート。
主演の浜辺美波と監督の英は映画「映像研」を撮った同じロケ場所でそのままこの映画を撮った。それはいろいろと便利。
今回からガクトみたいな視鬼神真玄(藤井流星)というキャラが登場。(流星って横浜以外にもいたのかよ。)
どう見ても高校生じゃないだろ。皇伊月(松田るか)をギャンブルでボコボコにしてる。
賭ケグルイシリーズは毎回毎回新しくオープニング映像を作っていて感心。
生徒会室が毎回「正義のシンボル コンドールマン」の怪人たちの会議室みたいで感心。桃喰綺羅莉(池田エライザ)が「もののけ姫」に出てくるシシ神さまのような神々しさで感心。それでいて蔑むような目が女王様。
西洞院百合子(岡本夏美)が岸田今日子みたいで感心。夢見弖ユメミ(松村沙友理)の乃木坂では見せない「キモいんだよ!」のキレ方に感心。ただし今回このふたりは今回は最弱ヘタレキャラ。
生徒会の憲兵隊長みたいな生志摩妄(柳美稀)は拳銃持ってる。この学園は治外法権。めちゃくちゃ。そもそも教師の存在を見たことすらないw
生志摩は今回わりと目立ってる。夢子のこととなると夢うつつ高揚するレズビアンキャラが良い。LGBTを公言する美少女アイドルってどこかに実際にいないのかな。
盤石だった生徒会の権威が揺らいでいるという由々しき事態。五十嵐清華(中村ゆりか)は心穏やかじゃない。それはすべて蛇喰夢子(浜辺美波)のせい!?夢子の口座には現在30億円がある?!
鈴井涼太(高杉真宙)と一緒にいるときの夢子は珍妙なぶりっ子。早乙女芽亜里(森川葵)は連戦連敗の負け癖がついてしまっている。とにかく全員目玉をひん剥いてテンション高すぎ全力顔芸演技してて感心。キレキレ。
森川葵のビシッと決まった表情演技にはいつも感心。森川のノー編集ダイススタッキングがすごい。
今回から金が返せないと開拓使の1日16時間労働って設定が?豆生田(中川大志)がドヤ街の親分みたいになってる。夢子に敗れた生徒会役員は落ちぶれる…。
ミケと呼ばれる貧民人口が増加。学園全体が貧しくなってる?これは現代日本の社会問題も風刺した社会派ドラマ?
そしてユメミが呼び寄せた伝説の最強ギャンブラーが視鬼神。ほぼショッカーの怪人。2年間停学中?w
ポチ生徒の命を懸けた戦いに早乙女を参加させる視鬼神はまた停学でいい。こいつ、ただの不正行為を働く半グレ。勝負に納得いかない。そんな方法で相手に「負けた」と言わせて満足か?だとしたらこいつに何の魅力もない。
生志摩が会長からもらった銃は元は視鬼神の物だった?
夢子と視鬼神の直接対決。夢子にとっても視鬼神は唾棄すべき相手。夢子がポーカーでペアを作ると学園の建物が爆破される?生徒の命を人質にとる?
なんてやつだ。やはりこいつは今までの敵と悪い意味で毛色が違う。視鬼神はいらないキャラクターだった。「賭ケグルイ」初めて見る世界観のブレ。
視鬼神は実力の伴わない、誰からも望まれない皇位簒奪者。早くオイディプスのように両目をつぶして追放しろ。生徒会長はいったい何をやってる?無能なのか?浜辺美波は史上最高に美しい仕上がりだった。初めて怒りの炎を燃やしてた。
対して脚本はダメ。この回から見た視聴者はつまらないと感じたに違いない。敵キャラに魅力がない映画はつまらない。結果、長くて退屈に感じた。
早乙女と鈴井でミュージカルが始まったときがいちばん笑った。田中圭のガヤとしてワンシーン出演に笑った。夢子の体育祭嫌いキャラにも笑った。
主題歌はmilet「checkmate」。
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