2020年11月13日金曜日

長澤まさみ「フリムンシスターズ」ライブ配信!

長澤まさみはここ数年秋冬シーズンに舞台の仕事を入れることが多い。おそらく、寒い時期に外ロケをしたくないんじゃないか?と推測してる。舞台が終わったあと共演者と飲んで歩きたいんじゃないかと。

今年は新国立劇場での独り舞台が決定していた。だが、新型コロナでプロジェクト自体が消滅。
これにはまさみもファンも演劇関係者もがっかりしたのだが、Bunkamuraシアターコクーン芸術監督松尾スズキが動いた。松尾スズキ作演出、渡邊崇音楽による新作ミュージカル「フリムンシスターズ」の仕事が急に決まっていた。

主要キャストが長澤まさみ阿部サダヲ秋山菜津子の3人なのだが、公開されたビジュアルでまさみが中央にいる。長澤まさみ主演ミュージカルと言っていいかもしれない。
東京公演が終わると今度は大阪へ移動するのだが、Bunkamuraシアターコクーン11/12(木)公演をWOWOWメンバーズオンデマンドでライブで配信が決定していた。

まさみの役どころは西新宿の深夜コンビニ店員。そしてそこの店長と関係を持っている女。(そういうまさみはあんまり見たくないw)
松尾スズキらしいっちゃらしい。まさみの松尾との仕事はミュージカル「キャバレー」以来。

秋山菜津子は絶不調の中年ミュージカル女優という役どころ。そのゲイ付き人が阿部サダヲ。
さらに皆川猿時、栗原類、村杉蝉之介、他、日ごろ舞台を見ている人しか知らないようなキャストたち。
まさみがコンビニ深夜バイト店員でその上にある部屋で寝起きし店長と関係を持ってる役と聞いて薄々は覚悟してたけど、ずっと社会の最底辺と下ネタの数々。「エロ本」とか「避妊」とかまさみに言わせるな!まさみという高貴な存在と掃き溜めが同時に存在。まさみはこんな役やってても世界的セレブみたいに肌が白く輝いてるw

たぶん劇団員って売れるまでほぼこんな生活。てか、日本という国が90年代以降ずっとこんな感じ。みんな下品だし、ふつうにシモネタ会話。

MOTHERを見てショックを受けてる人が多いけど、このフリムンシスターズも酷い社会を描いてる。底辺社会の悲哀人生コメディー、まさみファン女子とか見て楽しいのか?自分はずっとブルーだった。
この世界は地獄みたいなものだけど、それでも生き残ったものは楽しく生きるしかない…みたいなメッセージ?

思っていたよりもまさみの歌が少なかった。だが女優まさみは舞台で輝いてる。日本映画と舞台で確かな足場を築いてる。
舞台女優ってそもそもスゴイ。とくに主演女優ってすごい。美貌の高み、セリフを暗記して正確に再生し、歌って踊る。自分は1年練習してもできないだろうと思う。まさみはすごい。まさみの到達してる高みのことを想うとそれだけでつらい。

あと、早いとこ「キャバレー」も円盤化するか配信してくれ。

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