「Akiko’s Piano 〜被爆したピアノが奏でる和音(おと)〜」を見た。8月15日にBSプレミアムで放送。
広島の原爆投下の翌日に亡くなった実在の女学生の残した日記に基づいて脚色したドラマと、一家が所有していたピアノによる広島交響楽団コンサートとドキュメンタリーから構成した番組。芳根京子が主演なのでチェックしてみた。
この少女が日記を書いていた。その日記が平和記念資料館に残されていたので、このようにドラマとして脚光を浴びた。広島20万人の死者のほとんどが一般市民。誰かの記憶に残っていることすらも奇跡。
ヒロイン河本明子(享年19)は5人家族の長女。父は船乗りでアメリカで保険業をして現地で買った1926年製アップライトピアノを広島まで運ぶなどしてたから、ごく普通の家族とはいっても平均よりはかなり裕福。
8月6日の朝、熱があったりするのに無理して税務署へ勤労奉仕に出かけ、爆心地から1km付近で被爆。3km離れた自宅までの帰路の途中、河原にうずくまっているところを家族に発見される。自宅で翌日死亡。
このヒロインがショパンのノクターン第2番変ホ長調Op.9-2ばかり弾いている。べつにピアニストを目指してるわけではない。
この学校がおそらく「花子とアン」や「ガールズパンツァー」、乃木坂4期生「4番目の光」で知られる茨城県大子町の旧上岡小学校。
芳根京子は現在23歳。中学生を演じてる。これが今までみた芳根でいちばんカワイイ。
ヒロインの幼少時を演じてた子役がカワイイw いずれ有名になるかもしれないので押さえた。野澤しおりちゃん(9さい)。芳根に似てるから選ばれたのかな?と思ってたけど、子役としては人気ドラマに出演するなどかなり実績のある子役らしい。
ちなみに、親友役を演じていた子は羽瀬川なぎという22歳の女優。
友人たちも戦争中の少女たちにしてはあきらかにキレイ。肌も白く髪もサラサラ。バッチリ決まってる。もう今の若者たちでは戦前戦中の人物を演じてリアリティを持たせることは難しくなってる。
戦況がひどくなるにつれ、若い先生も出征。配給食糧も質と量が低下。ついに大豆の粉という、どう調理していいのかわからない食材まで配給。残り米とまぜあわせて油で揚げてるのだが、食料油もかなり入手が難しい食材では?
でもまあそんなことはどうでもいい。トルーマンへの怒りで満ちてくる。日本兵はたったひとりの捕虜虐待でも処刑されてるのに、民間人を広島20万人、長崎9万大量虐殺。よく平然としてられる。
芳根京子は8月13日には「ごごナマ」にも生出演しドラマを宣伝。朝ドラ「花子とアン」にいい家の娘役が決まったときは「マジか…」と思ったそうだ。朝ドラオーディションは1次2次と緊張を強いられる過酷な物らしい。
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