2020年8月9日日曜日

サイレン〜FORBIDDEN SIREN〜(2006)

「サイレン〜FORBIDDEN SIREN〜」(2006 東宝)を十数年ぶりに見返す。プレステ2のホラーゲームをオリジナルとする映画。
DVDが出た直後に見て以来2度目。結末とオチを知ってる状態で見る。

レビューが酷評だらけ。だが、自分はそれほど悪いと思わない。雰囲気は出てる。ひょっとするとゲームを知ってる人にとっては肩透かしだったとか?

当時はとくに気にしてなかったけど、監督が堤幸彦。ロアノーク島民失踪事件、マリー・セレスト号事件なんかを紹介しながら、島民全員失踪の嵐の夜の捜索場面から「TRICK」で見たような期待させる映像。たった一人発見された阿部寛(上田じゃないw)が「サイレンが鳴ったら外に出てはならない!」と気が触れたように繰り返す。

父の仕事のツテで島に弟の療養目的(?)でやってくるヒロインは市川由衣。映画公開時に20歳という時期。この人はグラビアから女優へ転身を目指していたのだが、あまり女優として人気は高まらなかった。しかし、この思い込みの強そうな頑なそうなヒロインに市川は合っていたように思う。
市川と幼い弟、犬、そしてライターの父(森本レオ)がフェリーで夜美島に上陸。島民からの視線にさらされる場面がまるで外国人の雰囲気のエキストラをを使ってる。みんな無言でこっちを見てる。なんとも気味が悪く心理的不安を煽る島。

島の診療所の医師田中直樹が一家を出迎え。いかにも熱帯なボロ一軒家へと案内。ほこりだらけの家具とかサビ水の出る水道とか、とびかかってくるゲジゲジとか、血痕のようなシミとか、隣人西田尚美とか、嫌~な雰囲気を出す。
西田に夜は出歩かないように注意される。鉄塔には近づかないように注意される。

弟のひでおを探して廃屋に紛れ込む。そこで1976年の手帳を見つけて読む。不気味な島民松尾スズキが追いかけてくる。 

ひでおが紅い服を着た女と遊んでる。島民たちがトランス状態になって不気味な宗教儀式のようなことをしてる。ケータイも通じない。なんなのこの島…。
得体のしれない島に移り住むとか、怖い。そしてサイレンの鳴る夜に父失踪。

父は崖から落ちて眼鏡が割れ脚に裂傷を負った状態で家に戻っていた。ヒロインはひでおが救急搬送される悪夢で目を覚ます。今度は飼い犬がいなくなる。捜しに行くと草むらで父のビデオカメラを発見。よせばいいのに再生。父は崖から落ちたのではなく襲われた?!
父のパソコンをのぞくと世界の集団疾走事件、そして人魚伝説のファイルが。

そして三度目のサイレン。島民全員目から血を流すゾンビ状態w 逃げ惑う市川由衣と弟。地獄w

次から次へと不気味な嫌なことが起こるけど、このオチはすべてを強引に解決できる魔法の手段w。真剣に見た人は損をする。夜中に一人で見てもぜんぜん平気w
それに、赤い服の少女(高橋真唯)が一体何だったのか?最後まで意味不明なのは不満。
だが、アイドルホラー映画としては正しい。ちょい不気味ちょいポップ。エンディングテーマの石野卓球「SIREN」がかなり好き。

頭のおかしい人には社会と世の中がこう見えているとしたらかなりヤバい。相模原で近隣の家のドアの鍵に接着剤流し込んだり、雨どい登って監視カメラを破壊する犯人もこのヒロインと同じタイプかもしれない。みやざきふみおのような高速道路を走ってるだけで周囲がすべて敵に見えてるタイプのパラノイア。

新型コロナ感染拡大中の夜の繁華街にはこの映画のような不気味なサイレンをずっと流してほしかった。本気で拡大を防ぐなら街が不気味に感じられる演出がほしいw

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