2020年8月8日土曜日

サイレントヒル(2006)

2006年にゲーム「サイレントヒル」をベースとして作られた映画「サイレントヒル」を見る。日本での公開は松竹が配給。
自分はこのホラーゲームを知らないのでまっさらな気持ちで見始める。

8歳になる娘シャロンの夢遊病に悩まされるダシルバ夫妻。夜中に必死で川を探して歩く。夢遊病の子がいる家があんな滝のそばに住んでたらまずいだろ。そしてこの子が発作で息も絶え絶えに「サイレントヒル…」とうめき声。だが、平常時はサイレントヒルなんて言葉を言った覚えはない。なんなのそれ…。
しかもシャロンが描く絵が不気味。問いただすとこんな絵を描いたことを覚えていない。

ウェストバージニアに炭鉱事故でゴーストタウンになったサイレントヒルという町があるらしいことを夫クリストファーは妻のパソコンで知る。制止する夫を置いて母は娘の夢遊病の謎を解くためにサイレントヒルを目指していた。怖がる娘をなだめる母を見て警察官が不審に思う。

妻ローズが怖がる娘を連れて車をぶっ飛ばしてサイレントヒルへの道を行く。そしてスリップ事故。目が覚めると霧の中。娘がいない…。
自分、長年この映画と「ミスト」という映画を一部混同してた。なんか、「千と千尋の神隠し」のような展開。霧に包まれたゴーストタウンとか一人で歩くの嫌。娘を追いかけてるにしても、なぜそんな地下への階段を降りていく?街の雑居ビルから即地下坑道?

そしてローズはバケモノ(死霊?)に追い回される恐怖w だが、それは悪夢?
それにしてもこのサイレントヒルという街が不気味。霧かと思ってたらそれは降り注ぐ灰? そして夫は妻と娘を探して追う。完全に異界に迷い込んだっぽい。

ガソリンスタンドで不審に思った女警察官が追ってくる。アメリカの警察は即銃を向けて後ろ手で拘束してくるとか怖い。
警官が化け物と戦ってる間にローズは小学校へ。ここも不気味すぎる。なんの確信があってそんな場所へずかずかと入っていく?この奥さん、怖い。

かつてこの小学校でアレッサという女の子が魔女狩り(イジメ)に遭っていた?
トイレで酷い惨殺死体も発見。なんだこの町は?次から次へと疑問の展開。悪魔だ魔女だと人を殺していく邪教って怖い。
サイレンが鳴ると悪夢のような展開。炭鉱火災事故で亡くなった人々の死霊が現れる。

結論からいってこの映画は自分の趣味と合ってなかった。後半からしっかり見るのをやめた。造形は良いと思ったけど構成もストーリーも好きじゃない。わかりづらい。なんじゃこりゃという感想。くだらない。美術造形はA級だがそれ以外はC級。

ゲームの世界だけで十分。この映画を持ち上げるやつはおかしい。残酷シーンが好きな人しか楽しめないホラー。もっと楽しいバカホラーに徹してほしかった。

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