2020年8月28日金曜日

長澤まさみ「戦争童話集~75年目のショートストーリー~」

長澤まさみがNHK「戦争童話集~75年目のショートストーリー~」(8月25日放送)に出演したのでチェック。

広島の原爆投下を記録した日記に基づく朗読劇。演出はなんと山田洋次監督。長澤まさみと蒼井優主演のオムニバス2本の演出を担当。番組を進行していくナレーションは吉永小百合。音楽は坂本龍一
まさみと山田洋次監督は初の組み合わせ。もし、まさみが20年早く生まれていたら当然に「男はつらいよ」シリーズのマドンナ役になっていたと思う。それぐらいにまさみは東宝の看板女優だし東宝史上屈指のスター。
まさみの朗読一人芝居演技はお茶の間で見るには違和感を感じる程に熱い舞台演劇っぽさだった。山田監督の脚本演出のせい?

なんとか自宅にたどり着いた主人公に話しかける近所のおばさん(広岡由里子)にリアルを感じた。あの状況では人間はむしろあんな感じになるかもしれない。家族が吹き飛ばされても呆けたように他人事のようにふるまうのかもしれない。
清楚なまさみは白いシャツが似合う。まるで昔の銀幕のスター女優の面影。
今のまさみは自分に自信を持っているのか、こんな大女優じゃないとできないような仕事も引き受ける。まさみは強い。

PS. オムニバス朗読劇の最後が黒島結菜主演のひめゆり学徒隊の物語だった。これだけが松井大吾演出。

ひめゆり部隊の物語は考えただけで気分の悪くなる酷い話。もちろん本土から送られてきた兵士たちも地獄。この状況ではとっくに戦闘継続不能。

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