2020年8月23日日曜日

天使と悪魔(2009)

引き続きダン・ブラウンの「天使と悪魔」をコロンビアピクチャーズがロン・ハワード監督で映画化した「天使と悪魔 Angels & Demons」(2009)を見る。

今回はローマ法王が亡くなった直後のバチカンから始まる。続いてスイスの重力加速器CERNで反物質をつくる場面で起こった猟奇殺人。ははぁ、また狂信的テロリストがやらかす事件だな。
そしてトム・ハンクス演じるラングドン教授に依頼が来る。「すぐにバチカンに来て!」「枢機卿たちが誘拐されひとりずつ殺される!」

そして「やりすぎ都市伝説」で有名なwイルミナティ!どうやら今回はバチカンと宗教を反物質を使って破壊しようとするイルミナティが敵か。科学を狂信するテロリストVS宗教。

今回の相棒となる女性学者はアイェレット・ゾラー。この人はイスラエルの女優らしい。
反物質が何かわからないスイス衛兵隊の偉い人(背広着た人もいるのか)と口論。こいつはラングドンたちをなかなか理解してくれない。

ラングドン教授に捜査の許可を与えるバチカンの偉い人代理がユアン・マクレガー。ついにラングドン教授はバチカンの保管庫内部へ。
教授はガリレオの裁判記録の中から重大な記録を探す。あの女が「時間がないわ」とページを破り取ったシーンには「なんてことしやがる!」って自分も叫びそうになったわw

最狂テロリストを相手にしてるのにまたしても主人公ペアは丸腰。

暗号を解いて駆け付けた場所でまたしても猟奇的な殺され方をした死体を発見。その間、次期教皇を選出するコンクラーベが進行中。コンクラーベってこんな感じなのか。広場は民衆であんなカオスな状態になるのか。いろいろ驚く。

またしてもラングドンの話に多くの人が置いて行かれるw
ラングドン教授最初の危機一髪は低酸素書庫に閉じ込められ窒息寸前。あらゆる知識を動員して創意と工夫で防弾ガラス扉を破壊。

次の現場も単独犯テロリストが無双。たったひとりで複数の刑事も警察官もすべて拳銃一丁で殺す。人質も残虐な方法で死ぬ。ラングドン教授が協力を無理矢理説得した警察官も死ぬ。ああ、あのときラングドンのいう事を無視して隊長のところに送り届けていたら死なないですんだのに…。なんで防弾ジャケットを着てない?

またしても見たくない最悪の事態。やたら人が死ぬ。カン違いで人は死ぬ。フィクションであることが救い。

これを見た多くの人がイルミナティを恐ろしいテロ組織と思うに違いない。
この映画のバチカンをローマにあるバチカンだと思いこむに違いない。最後に「実在の団体や人物とは関係ありません」と出るのだが。
それと、反物質は絶対つくっちゃいけないと思ったw

結果、「ダヴィンチ・コード」以上に面白い壮大な宗教SFファンタジー。

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