2020年8月19日水曜日

インディ・ジョーンズ / 魔宮の伝説(1984)

ジョージ・ルーカス&スティーヴン・スピルバーグによる「インディ・ジョーンズ / 魔宮の伝説 Indiana Jones and the Temple of Doom」(1984)は超有名大ヒット作なのにまだ見てなかった。今年になってついに見た。自分は「インディ・ジョーンズ」を「最後の聖戦」しか見たことなかった。BS朝日でやってたので見た。

1935年の上海租界のナイトクラブから物語はスタート。ジョーンズ教授(ハリソン・フォード)は「ヌルハチの遺骨」とダイヤの件で、悪い中国人と取引でトラブって大ドタバタアクションと銃撃戦とカーチェイス。
以後ずっと快速テンポのアクションシーンの連続。この映画、子どもっぽいかもしれないが、ほんとに面白い。最後までまったく飽きさせない。

乗り込んだ輸送機のパイロット2人がジョーンズ教授ら3名を雪山に捨てるのでなく、自らがパラシュートで置いて逃げる展開には「?!」ってなった。
で、インド奥地の村へたどりつく。序盤だけでもハラハラするスリルとアクションの連続。

村の秘宝である宝石を取り返すために、マハラジャの支配する王宮へ象に乗って行く。
マハラジャから壮絶ゲテモノ料理でおもてなしw この段階ですでに子どもにはトラウマ映画w
教授とウィリーが最初からバカップルラブコメ要素も。お互いベッドを一緒にするかどうかで恋の駆け引き。

だが教授は殺されかける。ウィリーの部屋から秘密の通路を発見。
ここから骸骨だの、昆虫の群れだの、針の突き出た釣り天井だの、恐怖の連続。

最大の怖いシーンが邪教徒たちの生け贄の儀式。運ばれて来た生け贄の青年の胸から心臓をえぐり取り、焼き殺す超絶残酷シーン。このぐらい残酷なことをやる悪役ボスキャラでないとラストで殺す爽快感がないw ハリウッドの脚本はそういう計算でできている。

残酷なシーンが多くて現在のこどもに見せる映画としては疑問。敵中ボスとの対決は砕石ローラーに巻き込まれて絶叫。(ルパン三世カリオストロの城で敵兵士が巨大歯車に巻き込まれるシーンも子どもの時以来のトラウマ)

こんな異常な残酷邪教シーンによってインド系への偏見へとつながらないかどうか心配して見てた。1930年代の未開の地が舞台なら、まあ、許されるか。
アメリカで撮影してこれだけ多くのインド系の出演者とエキストラ動員が可能かな?と思ってた。スリランカでロケしたみたいだ。
この映画の最大のクライマックスがトロッコでのチェイスシーン。ここの面白さと楽しさは異常w これは後にネプリーグで再現。こういう都合のいい展開は子どもならワクワクして見れる。「網走番外地」と並ぶトロッコレールで大アクション。

吊り橋で大ピンチのシーンはどうやって切り抜けるつもりだ?と思ってた。敵兵士やラスボスがワニの群れのいる川に落ちるのも残酷だが、あれほど酷いことをやってた連中なので爽快感w 

だが、最大の爽快シーンは奴隷労働させられていたこどもたちが解放されるシーン。
日本も労働者が蜂起して、竹中平蔵を溶鉱炉の中に、経団連をワニの河に落としたい。きっと「魔宮の伝説」以上の爽快シーンになるに違いない。

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