2020年7月16日木曜日

玉城ティナ「劇場版 わたしに××しなさい!」(2018)

劇場版「わたしに××しなさい!」は予告編を見る限り、深夜ドラマ枠で放送されていたものとそれほど相違がないように思ってた。使われている映像素材が同じだったから。見る必要を感じなかった。だが、それは間違っていた。

それにしてもこのポスタービジュアルが学園サスペンスホラーっぽい。だが内容はまるで違う。

狂気のようなギラギラした目をしたメガネ文系女子玉城ティナを見ているとこんな女子高生がいるとは思えないリアリティーのなさ。造形がほぼアニメだ。ヒロインと時雨の会話が敵と戦ってるアニメの登場人物のような口の利き方だ。
テレビ版は恋愛シミュレーションゲームっぽくてヒロインのほうが戸惑ってる感じがしたけど、劇場版は生徒会長モテ男時雨(小関裕太)とのバトル感が強い。玉城が小関を脅迫してる感が強い。

この恋愛経験のない恋愛小説作家ヒロインの唐突妄想がドラマとして異常。結果、いきなりこの映画を初見した人は戸惑うかもしれない。
基本恋愛妄想シチュエーションのみで構成されたドラマ(実際に妄想)なのでひたすらヘンテコ。ライバル恋愛小説作家との妄想バトルを描くまったく見たことのない映画。脚本の北川亜矢子に感心。

ヒロインは周囲の女子高生たちから恋愛小説への反応をサーチしてるのだが、そこでウザCGが登場するのはちょっと嫌。
これを今になってみた理由は玉城ティナもあるけど、モテ男時雨の幼なじみ山田杏奈。山田はドラマ版ではほんの少ししか出てこなかった。気になるアイツとの間に立ちはだかる恋のライバル。このころはまだあんまり可愛くない。
この子がムッツリしてて鋭い目をしている。SUZUKIのCMや「おいしいごはん」とまるで違う側面を見せる。

クライマックスが作家同士の公開恋愛小説バトル。そんなの見たことない。

ドラマの内容がハチャメチャでも玉城の風貌とオシャレさでなんとか鑑賞に足る作品になる。どのシーンでも玉城は完璧に可愛かった。正直自分には面白かったw 

でもやっぱり映画として冗長に感じる箇所もある。コメディー要素のみのドラマ版のほうがささっと見れるので楽しいかもしれない。やっぱ、ドラマと劇場版はまったく違ってた。
玉城にガチ恋してる男子はラストにキスシーンがあるので注意。

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