2020年6月21日日曜日

広瀬すず「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(2018)

「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(2019)に広瀬すずが出ているので見てみる。
主演は篠原涼子と広瀬すず。90年代のコギャルたちが40になってあの時代を懐かしむドラマ。自分はあまり見たいと思えないテーマの映画。だが、広瀬すず見たさに負けたw

監督脚本は大根仁。期待して見る。市川南制作の東宝映画。韓国映画のリメイクらしい。リメイク作は国民センスの違いが強く出てしまうものが多い。

篠原涼子が安室奈美恵をBGMに「んふうぅ…」とベッドから起きる。なんだか大人のエロス。そして朝食。まるでCMやドラマのよう。
夫と娘、妻、それぞれがまるでホテルの朝食のようにパン食、和食と別々のものを食べている。こんな家庭あんの?夫が海外出張に行ったり金はかせぐがとてもおじさんくさい。
そして、「めざましテレビ」で安室奈美恵25周年のニュース。あのころはよかった…。

病院に母を見舞う篠原。病室に向かう途中で奇声を発して暴れる患者をみたりして憂鬱な気持ち。
病院で高校時代の友人板谷由夏と再会。板谷はがん告知され余命1か月であることを唐突に話す。

そしてコギャル仲間に会いにいく。なぜにまず朝の通学時間の高校へ?
また唐突に久保田利伸が流れる。ミュージカルが始まる。全員ギャルでダンスシーン。これは今見る若者たちに90年代を間違ったイメージで伝える。
そこに場違いな田舎少女広瀬すず登場。(広瀬は篠原のJK時代)
まるでアメリカの女性刑務所に紛れ込んだ日本のアイドル。淡路島から転校してきたのだが、これがステロタイプな田舎者として描かれている。お下げ髪で訛ってる。

広瀬の席の後ろが山本舞香(板谷のJK時代)。やっぱりギャルだが黒髪。この子は今でも通用するJK。ジュディマリが流れる。
池田エライザが孤高にクールで怖い。別格にエロい。広瀬を見て「ダサい」と冷たく言い放つ。
20年前とはいっても東京と地方の格差を強調しすぎ。東京、怖すぎ。

子どもをいきなりこんな環境に置くのは多大なストレス。買ってきた金魚をいきなり冷たい水道水のバケツにぶっこむのと同じ。子がグレたりするのはほぼ環境のせい。
少女はお金がなく、ルーズソックスもカーデガンも買えない。子どもが他の子と服装が違いすぎていることに無頓着な親はきっと子どもの何も見えていない。

やっぱりこの子の家庭も貧困。異常に老けてる両親。爺さんのような顔した婆さん。この食事風景がおそらく韓国のセンス。ちゃぶ台で鉄板で何か焼いてる。
広瀬が学校に持っていく弁当が白ご飯にお好み焼きを乗せただけのもの。
アニオタ兄のヘアスタイルと顔が日本人じゃない。
学校シーンがとつぜんアラフォー篠原シーンに戻る。篠原は広瀬のキャラに表情しぐさを寄せて行ってる。
高校の担任が老婆になってる。あんな年齢まで職場に?
自分も最近怖いなと思うことが、久しぶりに見た人がお爺さんお婆さんになっていることを知ったとき。

デブ渡辺直美とは学校経由ですぐ会えた。だがそれ以外の仲良しメンバーの所在が不明。ここで興信所を使うとかちょっと違和感発想。
軽薄な探偵がリリー・フランキー。自営業者は昼間から酒と競馬とかやはりステロタイプ表現。

hitomi「CANDY GIRL」が今聴くと異常に軽薄。そもそもコギャルがこの時代の東京発のあだ花。メディアがもてはやしすぎた。街にはデカデカと派手な色遣いでテレクラ看板があったりする異常な時代だった。ぜんぶ社会の責任。自分、この時代からスーツ姿のビジネスマンを外見だけで信用しない。

ブチギレ広瀬すずが吉本新喜劇のノリ。やっぱり違和感。まるで少年ギャグ漫画のノリ。
全盛期の小室哲哉みたいな三浦春馬がほぼ出オチ。一番笑ったシーン。

かつての仲間だった小池栄子が病院経営者と結婚しセレブになっているという設定。美容外科というのも韓国らしい。小池と渡辺のやりとりが普通にバラエティ見てるような感覚。

篠原が小池に「旦那と15年セッ〇スしてない」と言うシーンとかも韓国オリジナル?見ていて「なぜそれを?」という唐突な違和感シーン。こういうのがどんどん出てくる。
小池「今の子たちはスマホばっかり見ていて静か」大人たちはとうの昔から感じていること。
小池の旦那がわかりやすくJKと援助交際してるとか安いドラマっぽい。

すずはギャル仲間にどっぷりインしていくのだが、90年代のような醜悪さがない。恋するすずの可愛さ美しさ。さすが大根監督。女優がブスに映ることは許さない。

すずとDJ三浦春馬がクラブで出会うシーンは映画というよりまるでCMみたいだった。
すずとエライザが打ち解けるシーンがなぜかおでん屋台。JKに日本酒をグラスで出すな。
すずはコメディエンヌ。
結果、予想以上に笑い要素が多かった。ヘンテコファンタジー娯楽作映画だった。
そのわりに、ともさかりえの演技が他の共演者と雰囲気が違う。マジすぎでヘビー。
仲間の一人が事業で成功してて未婚のまま死んだことで、巨額の遺産で問題解決という結末はいかにも韓国らしい。

これまでに見た大根監督映画でこれが一番やっつけ仕事感がした。長く感じた。韓国映画リメイクはムリがあるので極力止めるべき。

ちょっと驚いたのが広瀬と山本の水着シーンがあったこと。そして、篠原、板谷、渡辺、小池のJKコスプレ。小池栄子は脇役であっても、毎回すごい存在感で輝く。
ちなみに、篠原涼子と渡辺直美は実年齢で一回り以上年が離れている。

最後は明るく笑いながら出演キャスト全員が時空を超えて「強い気持ち・強い愛」ダンスシーン。誰もが笑顔になれるシーンかもしれない。

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