2020年6月9日火曜日

仲間由紀恵「トリック新作スペシャル」(2005)

引き続き、未視聴だった「トリック新作スペシャル」(2005)を見る。テレビドラマシリーズ終了後初のドラマスペシャル版。ここから16:9画面で製作。とても画質が良い。

以前は「ウザすぎる」「寒すぎる」と毛嫌いして見てなかった「TRICK」が今になって面白く感じられるようになってきた。年をとるといろんなものが許容できるようになる…ってことか。

「死ぬ日を当てる女占い師」こと緑川祥子(名取裕子)VS.科学者(大学教授)という生放送特番から始まる。これが、まさみオタの自分には完全に「あすなろサイキック」に見えるw
漢字の読めないバカタレント役ですごくなつかしいアイドル女優が出てる。すほうれいこだ。この人はもう芸能活動を引退しているようだ。
この回のスペシャル版は名取裕子、西村雅彦、大和田伸也、本田博太郎、小木茂光といった2時間ドラマでおなじみの面々が集結。結果、ちょっとフザケた2時間ミステリーになってる。
トリックシリーズは長大だったのに、主要キャスト以外の登場人物キャストが一切かぶらなくてすごい。結果、膨大な数の日本ドラマ俳優たちが登場している。
宇宙の法則を計算して人の死ぬ日と時間を言い当てる占い師役の名取裕子はシリーズ最強でさすがの存在感。

3人の大学教授に殺された父親の復讐のために占い師となり、この日を待っていた。
山田との対決の末、すべてのトリックを暴かれた結果、「そうよ。私がやったのよ。」で最期は自殺…という、悪しき2時間ドラマの伝統芸。金田一少年の事件簿的なラスト。

自分、この回で本田博太郎が殺される場面のトリックのシーンのみ覚えていた。たぶん、放送当時そこだけ見たんだろう。それ以外はまったく覚えていない。ということはやっぱり今回が初めての視聴だった。新鮮な気持ちで見れた。やはり面白かった。
おなじみ山田奈緒子が籐製スーツケースを手に提げて歩いて来るシーンを見て初めて、金田一耕助オマージュだったんだ!と気づいた。
たぶん、トリックシリーズのファンならほとんどみんな知ってるに違いない。今になって気づくとか、鈍感すぎたw

山田がシリーズを通してほとんどすべて(ミラクル三井の回を除いて)同じヘアスタイル、ロングスカートにカーディガン姿だったのも、市川崑&石坂浩二「金田一耕助シリーズ」を意識したものに違いない。

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