2020年2月17日月曜日

アーサー・C・クラーク「地球幼年期の終わり」(1953)

アーサー・C・クラーク(1917-2008)の代表作で超有名作品の「地球幼年期の終わり」(1953)はまだ読んだことがなかった。
ハヤカワ文庫や光文社文庫など他の選択肢もあったのだが、今回自分は沼沢洽治(1932-2007)訳の1969年創元SF文庫(2017年新版)で読むこととなった。
CHILDHOOD'S END by Arthur C. Clarke 1953
米ソの熾烈な争いの末に、人類が宇宙へ進出するというその日、全世界の大都市上空に出現した大宇宙船団。上主(overload)の出現が国家間、宗教間、民族間のすべての争いに終止符を打ち、地球人類を世界連邦発足へと導く…。というアーサー・C・クラークの遠い人類の未来予想SF。

まあまあ面白かったのだが、自分には上主カレレンや心理学者ラシャヴェラクの形態容姿がほとんどよくイメージできていないw 悪魔?それならできなくもないけど、人間と一緒に古本をめくってる第2章「黄金時代」はやっぱりたぶんイメージはひとそれぞれ。

これ、多くの人にとって不朽の名作!という扱いらしい。SF読書体験として強烈な印象を残している古典的名作らしい。
だが、自分からすると「遥かなる地球の歌」「宇宙のランデブー」ほどには面白く感じなかった。

第1章「地球と上主たちと」はワクワクして読めた。第2章で男が上主の惑星を目指して密航する展開もワクワクできた。だが、第3章になると壮大な人類の終末がよくイメージできず退屈w 

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