2020年2月7日金曜日

橋本愛「ここは退屈迎えに来て」(2018)

橋本愛主演の「ここは退屈迎えに来て」(2018 KADOKAWA)を見る。地方の田舎が退屈で東京へでた人々がテーマの映画。監督は廣木隆一。この人の映画がここ10年すごく多い。
こんな映画ぜんぜん知らなかった。少しは話題になったのか?

橋本愛はタウン誌の記者でライター。村上淳カメラマンとラーメン店の取材に行ってついでに橋本の高校の友だちを車に乗せて喋りながら移動。
車移動シーンが多い。男は車を運転し女は助手席というシーンが多い。文芸作品っぽい。邦画らしい。

かつてのみんなは田舎で高校生。あこがれ椎名くんは最近売れてる成田凌。この俳優さいきんすごく見かける。
タバコ吸ってる渡辺大知がオカマに見える…と思ってたら、そういう役なのか。
そして内田理央のヤリ〇ン会話が聴いてられない…。
田舎過ぎて東京に出るしか選択肢がない高校生たち。援助交際したりイジメがあったりガラの悪い高校生しかいない。
そして20代後半になって「みんなどうしてる?」って映画。見ていて哀しい。

ラブホテル行っておいて下着姿のJKに「早く服着な」と言ってるマキタスポーツに感情移入できない。ずっと見てるだろ普通。
って思ってたらもういろんなものが冷めてて別れるつもりだったのか。

ようは高校時代を思い出してしみじみするだけの地味映画。ぜんぜん好きになれない。

田舎で高校生活送ってて部活動とか受験とか目標がないと毎日こんな日々になるだろうなって。ジャンクフード食って炭酸飲料飲んでゲームセンター行っても何も楽しくないって、周囲の大人たちが早く教えてやれ。ある意味で田舎高校生リアル映画。

青春群像劇と言えるかもしれないが、みんな代わり映えのしない退屈な人生。
ああ、これは退屈助けに来て。
この映画、みんな独りで歌を口ずさむシーンがある。すっごい引き画で門脇が唄い口ずさみながら歩くシーンとかこの監督らしくちょっと面白かったが。

0 件のコメント:

コメントを投稿