2020年1月28日火曜日

有村架純「僕だけがいない街」(2016)

「僕だけがいない街」(2016 ワーナー)という映画を年末にTOKYO-MXさんが放送していたので録画しておいた。見た。有村架純が出てるらしいので。監督は平川雄一朗。
こんな映画があったことをまったく覚えていないし知らなかった。主演は藤原竜也

たぶん主人公は漫画家志望。今日も編集者からの評価はパッとしない。ピザのデリバリーバイトへ。同じ店の同僚が有村。主人公はこの有村に好意を持たれてるのか。

で、バイクで配達中に違和感を感じた藤原。この男は意図せずに何度も時間をループする特殊な能力を持っている?横断歩道歩行中の子どもが居眠りダンプに弾かれる事故を未然に防ぐ。
なんか、展開がマンガっぽいと思ってたら、やっぱりマンガ原作か。

ちょっと待て。藤原竜也の母親が石田ゆり子さんなのか。有村「お姉さんかと思った」
有村と石田は後に「コーヒーが冷めないうちに」でも共演してた。
しかも林遣都も出てる。林は北海道の田舎町での児童誘拐殺人犯?だが、真犯人は他にいる?この真犯人っぽい中年男は全身横姿と顎しか映らない。

石田は息子藤原のアパートにいるところを何者かに襲撃されて死亡。瀕死の母を抱きながら警察に通報。犯人らしき男を追いかけるも血だらけの自分が警察から追われるw 
すると小学生時代にタイムスリップ。この時点から母親を救う方法を探す。同級生の誘拐被害者をマークしていれば真犯人にたどり着ける?小学生でありながらこころの声は藤原というシーンが続く。

同級生少女が両親から児童虐待されている?北海道の冬の貧乏長屋の小学生を見ているといろいろ辛い。こんなの見ると泣く。
この時点から親が機能していれば誘拐殺人もなかったはずだという視点。
児童虐待は令和の今になっても解決できていない。きっと昔からそこにある問題。日本は精神的最貧国。
有村架純が助けてくれるのだが有村の家も放火に遭う。藤原は「逃亡犯」みたいになる。
ドラマでも現実世界でも警察は常に無能。有村も共犯を疑われる。
有村が有能で逞しい。しかも最高にカワイイ。

何度でも過去をやり直せる小学生探偵(藤原)が殺人犯を追うサスペンス。
途中から真犯人はコイツだろうと絞られる。及川光博は「サクラダリセット」みたいだった。あの人間としていやらしいピザ店長は死ねと思った。
藤原が病院で目を覚ますと「えっ?!」と驚くポイントがある。藤原は未来を変える。なんか、ぜんぜん予想通りに話が進まないタイムトラベルクライムサスペンスSF。
有村架純の出番が思ってたより少なかったけど楽しかった。映画オリジナルのラストらしいがこれはこれで味わいがあった。

あと、北海道人を「したっけ」ばっか言ってるみたいな描き方してて気になった。

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