2019年5月19日日曜日

長澤まさみ「コンフィデンスマン JP 運勢編」(2019)

劇場版「コンフィデンスマンJP ロマンス編」も絶賛公開。そしてフジテレビは公開から2日目夜9時に2時間SPドラマ「運勢編」をぶちかましてきた。

今回のドラマスペシャルは映画版の後日談ということになっている。自分はまだ映画を見ていないのでよくわからない。ま、そのへんはそれほど気にせず、楽しみながら見ることにする。
2019年の長澤まさみは史上空前に乗りに乗ってるとしかいいようがない。「マスカレードホテル」「キングダム」「コンフィデンスマン」とすべてが話題作。

昨年からの好調と人気ぶりを継続中。現在31歳のまさみは同世代でNo.1の人気と実力者と言っていい。
映画賞レースも楽しみになってきた。ここ数年の間に女性ファンが増えたような気がする。日本を代表する女優になっている。
今回は詐欺のターゲットがことごとく裏目と不発で大スランプ。運にも見放され連戦連敗で落ち込む3人のシーンが続く。こういうとき人間は占いに頼りたくもなる。

ダー子は弱気のボクちゃんとリチャードを切る。グループの解散を宣言。それぞれが独自に動く。
だが視聴者はどうせボクちゃんとリチャードの行動はダー子にお見通しなんでしょ?と。それぞれ泳がされてるんでしょ?と。

それぞれ大ピンチのようだ。なんと、ダー子までもが逮捕収監?!「警察官たちは子猫ちゃんたちなんだろ?そうなんだろ?」五十嵐までもが大ピンチ。
だが、どうせ広末涼子は中年男性を狙う詐欺なんでしょ?と思っていた。このドラマに慣れると、すべての人が詐欺師に見えてくるw

ボクちゃんの新たな就職先の強欲な古物リサイクル業者(中山美穂)はどう絡む?北村一輝とのギャンブルの決着は?古沢良太はどうやってラスト15分で回収するつもりだ?と考えながら見守る。
やっぱり古沢は視聴者の予測を上回っていた!哀れな敗北と見せかけておいて突如時間が逆回転。どこからだ?!いつからだ?!

これが読者に示すべきことを教えない著者の繰り出す叙述トリックそのもの。目に見えていることが真実とは限らない。(だって重要な情報は視聴者に秘されてるんだもん)
ダー子の不敵な笑みを見た瞬間に視聴者は「きたきたきたー!」とテンションアップ。

ダー子は神をも上回る天才詐欺師…というより作家だった。自分以外の他人を駒のように操る。す、すげえ!
昨年放送のドラマ本編も好評だった。そして映画宣伝を兼ねたドラマスペシャルも視聴者を気持ちよくダマしてくれた。映画へ弾みがついたに違いない。

長澤まさみの20年のキャリアでテレビドラマから劇場版へと発展したのは「コンフィデンスマン」が初めて。やっとテレビドラマで代表作となる人気作に出会えた。(プロ大は後日談SPドラマ、都市伝説の女はパート2まで)

これは今後のシリーズ化を期待したい。シーズン2、もしくは「TRICK」のように毎年2回ぐらい新作ドラマSPを期待したい。そして「ドラえもん」「コナン」のように、最終的に「男はつらいよ」シリーズのようになってほしいw
ダー子の弟子・モナコ役の女優は織田梨沙という人だが自分はまったく知らない。どこかの劇団から引っ張ってきた女優か?遮光器式土偶を肩から掛けてたw

できることならダー子とモナコは子猫ちゃんというか牝猫の関係でいてほしい。てか、まさみは男が嫌いでいてほしいw

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