2019年4月18日木曜日

有村架純「ナラタージュ」(2017)

有村架純主演の「ナラタージュ」を見る。行定勲監督作を久しぶりに見る。
島本理生の原作はもうだいぶ昔に出た本。2017年になってやっと映画化。

自分、ぜんぜん有村架純の映画もドラマも見ていない。これまで4本か5本ってところ。自分にはこの子がそのへんに居そうなごく普通の子に見える。文化祭でシェイクスピアを演じてるときのカツラ姿がぜんぜんかわいくなかったw 美人でもなかればスタイルがよくもないところがリアルなヒロインに向いてるのかもしれない。

これが140分と長めで地味展開で超絶退屈。多くの人が劇場で寝てしまったかもしれない。
「私の気持ちわかってますよね?」「どうして連絡くれなかったんですか?」「私のことどう思ってるんですか?」またしても高校教師と生徒の恋愛ものか。
先生にはメンタルを病んだ奥さんがいた。先生は地元東京を離れて暮らしていたのだが、妻の父からまた戻って会ってやってくれと頼まれる。「奥さんと別れたっていってたじゃないですか!」そんなヘビーな状況嫌だ。さらに坂口健太郎という第三の男も登場。

有村はずっとぼんやり考え事をしてるような表情。松本もずっとどこにも目の焦点があっていないような表情。それでいて起伏の無い静かな何も起こらないドラマ。会話の間合いもテンポも相手の言葉をかみしめるようにゆったり長め。ほとんど有村、松本、坂口の三人だけでドラマが進行。

ヒロインは映画が趣味で仕事。ビクトル・エリセ「エル・スール」や成瀬巳喜男「浮雲」をぼんやり見てぼんやり劇場を出ていく。こういうシーンは映画好きのつくった映画っぽい。

あと男といても全然楽しそうじゃないのが印象的。すごく不味いものを食べたかのような表情が印象的。とにかく煮え切らない先生にイライラしてる。

夜中に先生から電話がかかってきたことを坂口から問い詰められるシーンでの坂口の豹変ぶりが怖い。爽やか好青年かと思っていたのにこれだ。自分の女になったと思ったらもう自分の思うままにしようとする。なにげないシーンでもそれが明らか。坂口の不快で見苦しい醜悪なシーンが見るも地獄。
若い女の子はこの映画を教訓にしてほしい。1回でもあんな一面を見せた男とはただちに縁を切れ。てか安易に男とつきあうな。

夜道でキャリーケースをゴロゴロいわせる男が迫ってくる心理的圧迫シーンみたいなの、昔のインテリ監督が入れそうなシーンだと思った。

濃厚なベッドシーンがあると事前に聞いていた。有村は下着姿さらしてがんばってるけど、露出はそこまででガッチリガード。行為中の表情がすごく嫌そうでリアルw
先生が奥さんの元へ帰ると聞いて、最後にもう一度部屋でセッ〇ス、ちょっと疑問。

ジャニーズと主演女優目当ての人しか楽しめないかもしれない映画かと思っていた。間違っていた。見ていて怖いし暗いし誰も楽しめない責め苦のような映画。

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