2019年4月19日金曜日

西尾維新「掟上今日子の挑戦状」(2015)

ひきつづき西尾維新「掟上今日子の挑戦状」を読む。おそらくこれが第3巻に相当するだろうということで読み始める。もう掟上今日子という人のキャラに慣れて来た。

第一章「掟上今日子のアリバイ証言」
鯨井は街で自分のアリバイを証言してくれそうな相手を探していた。カフェでコーヒー飲みながら本を読んでるあの娘にしよう。白髪なのが気にかかるけど。
だが、その相手はアリバイ証言など不可能な人物、忘却探偵・掟上今日子だった!

アリバイ崩しと浴室での感電死の方法という、ミステリー刑事ドラマでよくありそうな短編だと予想していたら、実は事件の構造がぜんぜん違っていた!という挑戦的な一本だった。

第二章「掟上今日子の密室講義」
そのアパレルショップの常連客が試着室内でハンガーで撲殺されて発見された事件。今日子さんによるガチ密室講義。
こちらは刑事目線で今日子を描く。お金を払わないやつには推理を教えないw

第三章「掟上今日子の暗号表」
血で床に書かれたダイイングメッセージ。殺された会社経営者の同僚が掟上さんに解読を依頼する。犯人目線で描く今日子が不気味。

どの作品もそれなりに面白かったけど、事件までのマクラが長い。会話のテンポも回りくどくて読みづらい。
巻を読み進めるにつれて、面白さ感じなくなってきた…。

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