2019年2月10日日曜日

深川麻衣「日本ボロ宿紀行」

元乃木坂46の深川麻衣(27)が主演しているテレ東深夜ドラマ「日本ボロ宿紀行」を見ている。

乃木坂卒業生で一番女優として活躍しているのは深川かもしれない。初主演映画が評価されTAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞したことは本人もファンも誇るべき実績。
(松井玲奈のほうが女優として活躍しているのは確かだが、乃木坂ファンは誰も松井を乃木坂卒業生と思っていないらしい)
自分はこのドラマを勝手に「孤独のグルメ」みたいな半ドキュメンタリーテイストを期待していたのだがやや違っていた。毎回ボロ宿を紹介しそこが舞台にはなっている。

父が亡くなり芸能事務所をひきついだ女社長兼マネージャー(深川)の趣味がボロ宿に泊まることだった。ただ一人残った一発屋中年男性歌手と地方ドサ回り営業へ出かけるついでにボロ宿に泊まるという話。ちなみに、ドラマ中に登場するボロ宿は実在する。

男性歌手がこの音楽性だと地方回りもなかなか難しいのではないか?人間と再生と出発のドラマ。
深川が確かな芝居をしていて熱い。深川は女優としては美人というわけでも可愛いわけでもないので、こういった深夜ドラマで個性派女優的な役回りは適切だと思われる。ダメ男を叱咤し有能に立ち回る「できる女」も適役。

裕福でない自分もこれまで何度かボロ宿に泊まっている。福岡では増改築を繰り返した普通の民家にも泊まった。石垣島では畳の床が傾いた民家にも泊まった。熊本と宮城では廃墟ビルのようなホテルにも泊まった。そういったホテル民宿のほうが忘れられない。

毎回冒頭ナレーションでこのドラマの趣旨が説明されるのだが、「日本はまだまだ廃れている」ってちょっと違和感。日本の地方が今後発展していくことはもうない。日本の荒廃は本格的に始まったばかり。
ちなみに、深川麻衣は俺のまさみと同じく静岡県磐田市の出身。

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