2019年1月17日木曜日

「耳をすませば」(1995)を初めて見た

1995年のジブリアニメ映画「耳をすませば」を初めて見てみた。これ、脚本・絵コンテは宮崎駿だが監督は違うので宮崎アニメとは呼ばれないらしい。
これまで何度も日テレで放送されてきたのだが、今回初めてタイミングが合って見れた。

主題歌が「カントリー・ロード」。これ、昨年「クレイユーキーズ with yui」が「耳をすませば」日本語ver.で歌っていたのを聴いた。自分、このver.を知らなかった。この映画はスタンダードとして常識らしい。

そしてもうひとつ。堀未央奈が2015年の「乃木坂工事中」でやっていた再現コピーの元ネタを知りたくて。今回の放送で初めてこのシーンを見れた。
「コンクリ-トロードはやめとけ(笑)」「嫌なヤツ!嫌なヤツ!嫌なヤツ!」
堀未央奈の本を持つ手が逆だ。そういう点は堀にはどうでもいいことだったらしい。

このアニメ映画、とにかく東京多摩地方の風景を何度も登場させる。丘陵の斜面に張り付くように建てられた住宅地と団地。そこに住む家族と子どもたち。

聖蹟桜ヶ丘がこの映画のモデルになっている。何度も何度も京王線と駅前の風景が登場する。
どうやら昭和が舞台?駅の改札が自動化されていない。調べてみたら京王電鉄が自動改札化したのは1990年からっぽい。中学校の風景も図書館の様子もかなり昔っぽい。
この少年の声がなんと少年時代の高橋一生だと初めて知った。それ、今回の放送日までまったく知らない情報だ。
ヴァイオリン職人を目指しクレモナへ留学する。え、中学生なのに?!それはすごい。

ヒロイン雫といきなりセッションが始まったのには驚いた。ケースから取り出して準備も一切なく弾き始めたような音じゃない。ヴァイオリン演奏もかなりの技量だ。
あと、ヒロインの父の声が立花隆だったことも初めて知った。母が室井滋なことも。

自分、このアニメをそのビジュアルから「街ゆく猫だって空を飛んじゃう街で キミの存在さえ リアリティーがないんだよ」(©Perfume)だとイメージしてた。ヒロインが「不思議の国のアリス」のように猫と空を飛ぶシーンはヒロインの妄想小説?!
ヒロインが電車で猫と出会って聖蹟桜ヶ丘の街をさ迷うように追いかけるシーンはアニメじゃないとできなかったかもしれない。ここは見ていてわくわくできた。

だが実際は中学生日記だった。中学校でよく見る風景。進路に悩み、恋の相談に呼び出されるとか面倒w
これをアニメで見る価値を見出せない。正直、期待してたほどには面白く思わなかったし楽しくもなかった。

自分、聖蹟桜ヶ丘で降りたことは人生で2回ぐらいしかない。あまり関わりのない街だ。この映画を見たことで、いつか聖地を巡ってみたいとは思った。

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